【レポート】ぴちきょさんに訊きました cheero(チーロ) ダンボーバッテリー誕生秘話

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DANBOARDversion

プレミアムが付くほどの大ヒットのcheero Power Plus DANBOARD version。(以下、DANBOARD version)

この大ヒット商品、元はcheero martの看板商品 cheero Power Plus を元にした 言わば再販品。
どうやって、cheero Power Plusを”みんなの生活をちょっと楽しくしてくれる” 素敵な製品に作り替えることができたのか?

また、大ヒットとなったが故に、第2回目の販売時に大混乱。
悪質な業者に転売され、3,750円の製品が一時は2万円近くになり、コメント欄が大荒れになったものの素早い対応で騒動は収まりました。
何故そんなに早く対応できたのか?

その秘密が知りたくなって、ティ・アール・エイ株式会社cheero事業部の ぴちきょ(@pichikyo)さんこと、東智美(ひがし ともみ)さん(以下、ぴちきょさん)に取材をお願いしたところ、快諾していただき、Skypeでお話を伺いました。

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降りてきたアイデア

「弟と私が、Amazonへ行って商談している時にダンボーのフィギアがあり、これがバッテリーになったら楽しいだろうなっと思いつきました。」

あずまきよひこ先生のでもある、ぴちきょさん、早速この企画をダンボーを管理する「よつばスタジオ」へ持ち込んだそうです。
大人気のダンボー、他にもコラボ企画がたくさんあるにも関わらず、すぐに快諾していただいたとか。

「たぶん、私たちが「よつばと!」の世界観を大切に思っていることを理解してくださったのと、ティー・アール・エイの物作りへの姿勢を評価していただいたんだと思います」
と、ぴちきょさんは振り返る。

動き始めたプロジェクトは、ダンボー大好きな知人のブロガーnorirow’s Diary – ノリロウ戦記 –のノリロウさんや、関係者と盛り上がりながら、楽しく始まったそうです。

小さな思いつきをアイデアに変え、そして形にする。
その原動力は、正しく行動力ですね。

そして、その行動に賛同した人々が協力する。
これが、感じて動く「感動」ということなのだと思いました。

さまざまな拘り

こうして始まったプロジェクトですが、一番拘(こだわ)ったのが原作「よつばと!
」の世界感を大切にしたいという思い。
完成までにはさまざまな試行錯誤があったようです。

DANBOARD versionの顔

ダンボー顔

当初は、社内でも既存のcheero Power Plusの塗装を塗り替えて、目鼻を付けるだけでもいいじゃないか。
との意見もあったが…
「あのエンボス(目や口の凹み)は譲れなかったですね。高く付きましたが結局金型を起こすことになりました」

現場の拘(こだわ)りから、結局金型まで起こしてしまったとのこと。

つや消し塗装

ダンボー

塗装やデザインに関しては、
「海洋堂さんのフィギアがあったので、参考になり、だいぶ助かりました」
とのことでしたが、すべて「よつばスタジオ」の提案通りに塗装などの試作を繰り返し、何度もやりとりした結果、プロトタイプが家中にゴロゴロだったとか。

私も以前、ガンプラにハマっていたこともあり、塗装もエアブラシを使ってくすんだ汚れ塗装や、つや消し塗装もやってたので解るのですが、DANBOARD versionのような微妙な色は、塗料の配合が難しく、思った色に仕上げるのには試行錯誤の繰り返しになります。

しかも、実際に塗ってみないと判らない部分も多く、大変な数の調整を繰り返したことは、想像に難くありません。

ご本人は、「インジケーターの色をもっと黄色にしたかった!」と残念がるところに並々ならぬ拘りを感じました。

ポーチ

ポーチ

拘りといえば、同梱されている袋。

弟さんと2人で相談し、拘るならトコトンやりたいと現在のpower Plus2の物とは変更。
実際に素材を手にとって選び、麻の物に決定したそうです。

結果、ポーチだけでも欲しい!と言われるほどの仕上がりに。

このように、DANBOARD versionは、このプロジェクトに関わった人々の熱意の結晶なんですね。

想定外の出来事

私が、「一番ご苦労されたことは…」と言い終わるか終わらないかのうちに帰ってきたのが。

「炎上です」

との答え。

これだけ売れたDANBOARD version

これまでにDANBOARD versionが販売された日時と個数などを見てみましょう。

・初回
6月4日午前7時販売開始、1,000個完売 午前9時(約2時間後)

・2回目
6月16日午後10時販売開始、7,000個完売 午後10時15分(わずか約15分後!)

2回目は業者が買って高値で売る、所謂転売屋が暗躍し、カートに入れたのに買えないような状態になってしまいました。
そんな中、すぐさま転売屋が高値で販売を開始。

買えない人々の怒りがDANBOARD versionのレビュー欄へ書き込まれたため、☆1つが続き炎上してしまったのです。

ぴちきょさんは、
「1回目の時は、関係者以外には知らせず、いきなりリリースしたので、転売屋も気付くのが遅く、大事にいたらなかったのですが、2回目の時は存在に気が付いていながら、まさか7,000個が15分で完売すると予想できずに申し訳なかったです」
と言っておられましたが、売れなかった時の在庫リスクを考えると、それ以上用意するのは躊躇したとのことでした。

よく有名人の方が、キャラクターグッズなどを作って販売をしたものの、家の中が返品の山で住むところが無くなったって聞きます。
そんなリスクを抱えながら、初回1,000個売れたからって次に売れる保証も無いのに、よく7000個も用意したと思います。

対応を急げ

Aegean Two at Mykonos
Aegean Two at Mykonos Photo by neiljennings51

でも、なんとか炎上を納めなければならない。
しかし、ぴちきょさんと父親である社長は、トルコ出張で船の上。

万事休すな状態でしたが、急遽船上から日本に残っていた弟さん、スタッフの方々へiPhoneひとつを頼りに連絡を取り、中国工場の生産見込み等を考えつつ対応を検討したとのこと。

「社長の父と、とってもナーバスになって検討を重ねましたね。日本は夜中でしたけど、関係者が一丸になって早々に対処することが出来ました」

そして、発売から僅か2時間後、その日のうちに下記の対応を発表。

1) 7月中の5万台の追加生産 及び 出来る限り早い段階で予約販売を受付
2) 生産拠点(中国)からの輸送手段は全て航空便を使い、お届け日時の最短化
3) 決済方法として、クレジットカード以外に代引を対応
  ※こちらは早急にシステム対応が可能か確認致します。

cheero Power Plus DANBOARD version販売に関するお知らせ

これには、
・再販を心待ちにしている方に出来るだけ早く
・値段を変えずにできないものか
・急な量産だからといって品質を落としたくない
との願いが込められているそうです。

Facebookやコメントなどで、いろいろな意見をいただいてとても嬉しかったとのことでした。

なかには、Amazonを外れて直販したら?との提案もあったそうですが、そうした場合それだけ人件費が嵩みコストが上がってしまうため、Amazonのシステムで販売するのが現実的な解決方法となったようです。

このような想定外の状況にも、迅速にしかも冷静に対応できて炎上を納めることができたのも、関係者の方々のチームワークの勝利と言えるでしょう。

未来予想図

すでに、今後の販売予定が発表になっていて、7月中の第1弾は、7月3日(水) 15:00から23,000台の注文を受け付け、7月下旬から順次発送されるとのことですので、楽しみにしていましょう。

Saihanyotei
また「DANBOARD versionは、スタンダード商品として継続的に販売をしてきます」
とのことでした。

参考:cheero Power Plus DANBOARD version販売に関するお知らせ

しかし、上のお知らせページにあるとおり、ぴちきょさん達の戦いはまだまだ続きそうです。

今回、一部の転売業者が出荷できず弊社の名前を勝手に使って顧客へ連絡する等、弊社として大変憤りを感じており、弁護士と相談の上、法的措置を進めています。営業妨害と思われる行為も、同様に法的措置を検討していきたいと思います。

最後に、「今後も何か楽しいプロジクトがあるのですか?」
と質問したところ、

うふふっ

とのことでしたので、今後もcheeroさんはいろいろ楽しませてくれそうです。

Written by Metal(@Metal_mac

 

 

 

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