Photo by ai
夏休みも終わりかけたある日、高校2年生の娘がリビングで、Instagramのように加工した画像を印刷した絵はがきを何枚かまとめて、丁寧に封筒へ詰めている。
何をしているのかと聞くと、娘は自分で撮った写真を友人にプレゼントするのだと言う。
「結構うまいな」と言うと娘はちょっと得意げ。
娘にその写真はどうやって加工したのか?と訊ねてビックリ。
それは私には、到底思いつくことがない発想だったからだ。
逆の手法
iPhoneで撮ったモノもあるが、私が貸したデジカメで撮った画像を彼女のWindowsPCからiPhoneへ取り込み、 iPhoneの画像処理アプリで加工した写真もあるという。
当然印刷は、 iPhoneから直接自宅のプリンタを使って、AirPrintで出力したとのこと。
私にはデジカメで撮った画像は、MacやPCで処理するという発想はあったが、デジカメで撮った画像をiPhoneで処理するという発想は全くなかった。
その発想が、私にとって、とっても斬新だった。
私は、いつの間にかiPhone<Mac(PC)と考えていたようだ。
しかし彼女はiPhoneネイティブ、パーソナルコンピュータより、iPhoneを使って加工する方が自然なのだろう。
考えてみれば、彼女のパーソナルコンピュータには画像処理ソフトなど入っておらず、こういう絵作りをしようと思ったら、iPhoneを使う以外に無い。
彼女にとって、iPhoneは立派なパーソナルコンピュータなのだ。
※娘が使っているiPhoneアプリ
写真の腕前
さて、彼女が撮った写真だが、悔しいが私よりうまい。
多分、彼女は絵が好きで、小・中学校の時、イラストなどを真剣に書いていたためだろう、色彩の使い方が上手い。
写真をイラスト風に
昔聞いた言葉にこういうのがある、
- 他人の作品を見て自分の方が少し上手いと感じた場合、それは自分と同程度の作品
- 他人の作品を見て自分と同程度だと感じた場合、それは自分より少し上手い作品
- 他人の作品を見て自分よりうまいと感じた場合、それは自分より遥かに上手い作品
つまり、自分の欲目を割り引いて判断しろという戒めだが、それからいくと娘は私より相当上手いことになる。
そして、今回の場合は、親バカが多分に入っているから、私には相当上手く見える(笑)
せっかくなので、10枚ほどFlickrへアップしておいた。(爆)
Photo by ai
Flickrアルバム:17歳の夏
親の思い
はてさて、iPhoneの生みの親である、スティーブ・ジョブズ氏は、iPhoneのこういう使い方を想定していたのだろうか?
私は、スティーブ・ジョブズ氏が考えていた以上にiPhoneは人々に親しまれ、育まれ、確実に成長しているように思う。
あと1ヶ月もすると彼の命日(三回忌)がやってくるが、彼は天国から今のiPhoneの姿を嬉しく思っているに違いない。
そして、娘に写真の腕前で抜かれた私は、こうやって成長した娘を喜ぶと共に、もうすぐ完全に自分の手を離れて行ってしまうのかと思うと、少々淋しくもある。
親の手を離れたあとは、iPhoneと同じように世間の人々に愛され、育ててもらえるような人間になって欲しいと願うばかりだ。
良きAppleLifeを
Written by Metal(@Metal_mac)
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