高校2年の長女がiPhoneを使って写真を撮っているのは、以前このブログでも記事にしたが、昨日、その娘が私に一眼レフカメラを貸してくれと言ってきた。
以前からデジイチを欲しがっていたようだが、私は持っていない。
しかし、カメラに興味を持ったようで、今度は銀塩カメラに目を付けたようだ。
私は、昔、水中写真を趣味にしていたので、結構金をつぎ込んだw
今では、ほとんど撮影しなくなったが、一眼レフカメラ2台とNikonのレンズが5〜6本、部屋の隅でホコリを被っている。
その2台のうち、高級なモノは壊されると困るのでまだ貸せないのと、初めてカメラを触るのであれば、できるだけ何も無い方が基礎を学ぶには良いと思い、私が自分の給料で買った最初のカメラを渡した。
Nikon FG-20という当時5万円ほどの安いカメラ。
フィルムは手巻き、マニュアルフォーカス、一応露出優先機能だけがある昔の一眼レフカメラだ。
iPhoneと銀塩カメラ
そう考えてみると、iPhoneのカメラと銀塩カメラは正反対のカメラかもしれない。
昔の銀塩カメラを使おうと思うと、ほとんど儀式のような操作が必要だ。
以下、NikonFM3の取扱説明書から引用

まず、フィルムがキチンと装填されていないと、上手に巻き上がられず、巻き上げ途中でフィルムが切れたり、空回りしたりして写真を撮る以前の問題になる。
※ちなみに私が小学生低学年くらいまでは、フィルムの装填は写真屋さんに頼んでいた。
この後も、いろんな儀式が必要なのだが省略。

それに比べて、iPhoneのカメラは完全オート。
フィルムの装填も巻き上げもいらない。
当然オートフォーカスで、軽くて何時でも何処でも容量が許す限り、何枚でも写真が撮れる。
iOS7からは連射機能が標準で装備され、iPhone5sに至っては、毎秒10コマの連射が出来る。
反対に昔の手動式カメラは、連写しようと思うと”モータードライブ”という大きくて重いモノを付けねばならず、基本手巻きで1枚1枚だ。
撮影枚数も、36枚までしか撮影できず、フィルム交換ができない水中写真では、むやみやたらとシャッターを切るわけに行かない。
また、iPhoneは撮影したその場で映像を観ることが出来るが、昔のフィルムカメラは、撮影から現像まで時間がかかる。
最近はフィルムカメラでも現像から焼き付けまで、1時間もかからないが、私の子供の頃は、写真屋さんへ撮影したフィルムを持って行き、受けとりに行くのが2〜3日後というのは当たり前だった。
それに、一番の違いは、撮影する度に金がかかる点だ。
表現すること

そんな正反対のカメラを娘が上手に使いこなせるかどうか疑問だが、自分が趣味にしていたカメラに我が子が興味を持ってくれたのは、親父としてとても嬉しい。
なにより、彼女が、写真を鑑賞するだけで無く撮る楽しさを知ってくれたのが嬉しいのだ。
私の経験上、写真は観るのも楽しいが、撮る方がもっと楽しい。
音楽を聴くのは楽しいが、演奏する方がもっと楽しい。
つまり、表現者になってくれたのが一番嬉しかった。
銀塩カメラに例えれば、撮影を始める前から手間はかかるし、時間もかかる。
また撮影できる枚数も最大で36枚と少ない。
しかしその分、1枚1枚じっくりと丁寧に撮影する大切さを学んでくれるはずだ。
きっと、その事は彼女を成長させてくれるに違いない。
iPhoneが架け橋

最近、娘達がiPhoneを使うようになって、AirDropなどを教えたり、アプリの話で娘達との会話が以前より多くなったように思う。
今回も、長女にカメラの使い方などで色んな会話ができて、とても嬉しかった。
結構難しい年頃だが、iPhoneのおかげで何とか家庭円満で行けそうだ。
あと、今WindowsのノートPCを使っている長女をMac使いできれば、言うことは無いw
Written by Metal(@Metal_mac)
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今回の掲載した写真の画像編集をしたアプリ。
今後、iPhone+デジイチの写真対決をHP上でお願いします!!!
期待してます。
ダメっす、私が負けます。(T.T)
それに、私はデジイチ持ってません、というかのめり込む方なので近づかないようにしてますw