数日前の日経にこんな記事がありました。
参考:米マイクロソフト、業務用特化の観測もスマホで薄まる存在感:日本経済新聞
不振が続くマイクロソフトのOSがバルマー氏が去った後の新体制になると、業務用に特化して販売するんじゃないか?という観測記事。
その不振の理由をスマホの普及により、PCの需要が落ちたためだとしています。
それも一理あるかもしれませんが、私はもうひとつの理由があると思うんです。
MavericksとiOS
AppleのMac用OS “Mavericks“は、今回から無料になったということもあって、とても好調なようです。
OS X Mavericks 10.9(無料)
販売元: Apple – iTunes K.K.(サイズ: 5,290.6 MB)
私もメインのMacbook Pro Retinaディスプレイへ入れましたが、快適です。
その快適に使える理由のひとつに、iOSとの連携があります。
これは、Macとモバイル機器であるiPhoneやiPadなどのiOSデバイスが、補完し合っているからであって、単独で動かす場合よりも魅力が倍増しているからに他なりません。
つまり、それぞれの良い所をそれぞれのOSがしっかり引き出しているのです。
AppleとWindows
どちらも、モバイル用途のOSを開発しようとしたのですが、こんな違いがあります。
AppleのOSXとiOSは、それぞれのデバイスの個性を掘り下げ、連携するけど一緒にはならず、それぞれの足りないところを補い、お互いを支え合っています。
一方、Windows7から、タッチパネルに対応していましたが、Windows8からPCとモバイル機器との統合を目指しました。
しかし、デスクトップ用パーソナルコンピューターとモバイル機器では、元々の用途が違う上に、ユーザー層も違います。
その辺りが曖昧のまま、安易にOSを統合してしまった結果が、今の状況なのでは無いのでしょうか?
Windowsのそれは、統一したモノのどっち付かずのOSになって、お互いをつぶし合ってしまったような気がします。
Windowsの戦略を考える
とは言え、このまま業務用に特化してしまって、個人用の開発を終了してしまうと、世間が混乱するのは目に見えています。
個人的には、Windows7は軽くて良くできたOSだと思うし、Windows Phoneも聞くところによると好評のようだし、MacとiOSとのように上手く連携すれば、そこそこ残っていけると思うんですけどね。
それに売れているXbox。
これとWindowsやWindowsPhoneの連携を深めれば、AppleのGame Centerが転けているだけに、その辺りを突いてくればもっとAppleに対抗できると思うんですが・・・
みなさん、どう思います?
Written by Metal(@Metal_mac)
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