photo by Apple – iPod touch
iPhoneやiPadの影に隠れがちなiPod touchですが、Appleはとことんクオリティに拘(こだわ)り妥協を嫌う会社なんだってことが、この記事を読んでよくわかりました。
参考:失われたAppleのこだわり 廉価版iPodを分解:日本経済新聞
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変更点
大まかな内容は、現在販売されている16GBモデルのiPodTouchは、他の32GBや64GBモデルに比べて価格を下げるために、4つの工夫がなされているというものです。
- 背面カメラの廃止
- iPod touch loop(ストラップフォルダ)の廃止
- ボリュームボタンと起動ボタンを金属から樹脂へ変更
- 背面のロゴ仕上げの変更
まぁ、1番の背面カメラの廃止は、ただ取り外しただけなんですが、それ以外の項目で、この記事を書くために協力した専門家の言葉がとっても興味深いんです。
2番のiPod touch loopは、押すと飛び出す機構になっているのですが、とってもよく考えられた機構だそうで、Appleの設計者の苦労が解ると言ってます。
まぁ、そうですよね。普通に考えればワザワザ引っ込ませなくても困りません。
しかし出たマンマだと、使わない人にとってはポケットへ入れた時に引っかかって邪魔。
多分、そんな理由からこんな機構になっているんだ思います。
3番のボタンの変更、これはこんな小さな部品まで、32GBや64GBモデルは金属(多分アルミ)の削りだしで作られており、また外装と全く同じ表面処理をしているので、樹脂に変更するだけで相当な工程の削減(イコール経費削減)になるそうです。
4番のiPodのロゴに至っては、冒頭の画像を見てもらえば解るように、非常に綺麗に仕上がっています。
専門家によると、月産100万台を超えるこのような製品に、これだけの仕上げを施すのは非常にリスクが高く、国産メーカーだったらシールを貼って済ませるだろうとの事。
もちろん、Appleの場合は、シールを貼って誤魔化すようなことはなく、質を落としたとは言え”しっかりと時間をかけた”レーザー刻印になってますけどね。
「Appleは正気か?」とまで言っているのには、思わずニヤリとしてしまいました。
まとめ
Appleが、とことん拘りぬいて製品を作っていることが良く理解できる記事でした。
細部に渡って工夫され、作られているからこそ、Appleの製品はどれを取っても質感が良く、欲しい!って思わせてくれるんですね。
Appleの製品が売れている理由が、ここにあるように思います。
この記事、タイトルはAppleの危機感を煽っているようでアレすが、Apple製品の質の高さを浮き立たせる内容で、とても良い記事です。
この記事書いた記者は、きっとAppleファンだ。
参考:失われたAppleのこだわり 廉価版iPodを分解:日本経済新聞
Written by Metal(@Metal_mac)
まぁ、悪どい方法で他を削ってるし、そもそもipod自体が安い物ではないからな。