photo by Apple Investigating iBeacon-Assisted Mobile Payment Methods – Mac Rumors
Appleが、自動改札やお財布ケータイなどで使われているNFCとWi-FiやiOS7から搭載されているiBeaconを組み合わせた、新しい決済システムの特許を出願したそうです。
iBeaconとは
かなりのピンポイントで、iPhoneなどのiBeaconに対応するデバイスを持っている人の位置を計測できるシステム。
この技術は、Bluetooth4.0に搭載されているBluetooth Low Energy(Bluetooth LE) という技術を使ったもののようで、店舗などのある限られた空間の中であれば、客がどこの棚の前に立っているかまで把握できるそうです。
とてもよく分かる動画がありましたので、参考にどうぞ。
動画にあるように、この技術を使っての商品の情報提供やクーポン券などの配布が可能です。
Appleの特許
元記事にもあるように、「おサイフケータイ」以上のサービスを提供することも可能でしょう。
例えば、iPhoneを持っていれば、店内の商品を持ったままゲートをくぐれば自動的にクレジットカード決済が済んでしまうとか、サッカー場やコンサート会場へ入るのに、チケットを見せなくても、ただゲートを通過するだけで入場できたりとか…
そうなれば、レジに列ぶ必要もなくなり、入場するのに何時間も待たなくても済むようになるかもしれません。
問題点
しかし、まだいろいろ問題点もあるようです。
偽ビーコンによるポイントやクーポンの偽造対策だ。前述したようにビーコンはID情報などを送信しているだけのデバイスだ。それもBluetoothという標準化されたオープンなプロトコルによって送信されている。ちょっと知識がある人間なら、自分のスマートフォンでそれを読み取るアプリはすぐに作れる。—中略— 個人情報やパーソナルデータの問題を考えると、デバイスに直結したIDの利用は、複数の情報と組み合わせて名寄せが可能だったりと問題が多い。最近では、中国製の日本語入力アプリが端末の固有IDまでサーバーに送信していたことが問題になったのをご存じだろう。
(via iBeaconはどんなデータをやり取りしているのか?……その仕組みとセキュリティ(1/2) | RBB TODAY)
つまり、システムをハッキングして偽の情報を送ることが可能だとのことです。
まとめ
iOS7の隠し球との言えるこの技術を利用して、Appleがどんな未来を見せてくれるのか楽しみです。
もしかすると、来年の今頃、AppleStoreではスタッフを呼ぶことなく、MacやiPadを持って帰ることが出来るかもしれません。
それは、それで私の財布のセキュリティが危機…
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Written by Metal(@Metal_mac)
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