【追記】 寝酒をすると安眠ぐっすり眠れるというのは嘘です。
寝る前にアルコールを摂取すると、アルコールを分解するために内臓の動きが活発になり、睡眠を浅くします。
わたしがうつや パニック障害を発症したきっかけになった、寝酒について記事にしました。
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Facebookページの解析によると、このブログの読者の多くが、30代後半から40代前半の方のようです。
それも、男性が半数以上。
私は、今50才を過ぎたあたりですが、今考えると一番仕事が忙しくプレッシャーもキツい年代でした。
過去形なのは、バレずに手を抜く方法が身についたからw
今回は私がそんな年齢の時に、ずっぽりハマってしまった失敗談をお話しします。
この後、私の心身症について話します。
もし現在そのような病気を治療中の方は、読まないでください。
サラッと書きますが、症状が悪化する可能性があります。
寝酒
もう10年以上前になりますが、当時は仕事が忙しく、またそれなりに責任があるポジションになったため、毎日を緊張して過ごしていました。
気持ちの切り替えが上手にできず、夜遅く自宅に帰ってきても頭の中がカチコチで全然リラックスできなかったんです。
その上、子供が生まれたばかりで夜泣きもひどく、寝不足の日が続いていました。
そんな時に寝酒を始めたんです。
元々酒は好きだったのですが、それまでは毎日飲むようなことはありませんでした。
しかし、そんな日々が続いたある年は一年間、毎日酒を飲んだのを覚えています。
過度な飲酒
飲酒そのものは悪くないのですが、過度な飲酒はいろんな面で身体や心に悪影響を与えます。
じゃぁ、過度な飲酒ってどれくらいの量かというと、意外に少ない。
- ビール (アルコール度数5度)なら 中びん1本 500ml
- 日本酒 (アルコール度数15度)なら 1合 180ml
- 焼酎 (アルコール度数25度)なら 0.6合 約110ml
- ウイスキー (アルコール度数43度)なら ダブル1杯 60ml
- ワイン (アルコール度数14度)なら 1/4本 約180ml
- 缶チューハイ (アルコール度数5度)なら 1.5缶 約520ml
お酒は私も好きなので、飲む時はこれ以上飲みますが、 “過度な飲酒“をしているという自覚は必要だと思います。
ググったところ、過度な飲酒は脳を萎縮させ、認知症も招くようです。
参考:過度な飲酒「脳萎縮」招く? – ふくろう医者の診察室 – Yahoo!ブログ
まして、かつての私のように、毎日酔うほど飲むのは肝臓に負担をかけるばかりか、睡眠不足になります。
飲酒と睡眠不足
意外かもしれませんが、過度の飲酒は睡眠不足になります。
「あんた酔っ払って帰ってくると、気持ちよさそうに玄関で寝てるじゃない!」
って、嫁さんの声が聞こえてきそうですがw
確かに寝付きは良くなりますが、寝ている間もアルコールを解毒しようと身体の中(特に肝臓)は大忙し。
全速力で働いていますから、眠りの質が落ちて眠りが浅くなります。
余談ですが、アルコールを分解するために水分も多量に使いますから、脱水症状になります。
二日酔いの朝に喉が渇くのはこのためです。
そして、飲み続けるとアルコールに対して耐性ができて、量が増えます。
多量のアルコールを毎日飲み続けていると、はじめにあった催眠効果が次第に弱まり、アルコールに対する耐性ができてしまいます。数日後には、飲み始める前よりも睡眠時間が短くなるため、睡眠時間を確保しようとしてお酒の量が増えてしまい、結果としてアルコール依存症になるリスクが高まります。
この時期必見! 睡眠の質を落とさないお酒の楽しみ方 [飲酒・アルコール] All About
確かに、あの時はアルコール依存症だったのかもしれません。
飲まないと眠れませんでした。
飲酒とパニック障害
そして、”パニック障害” を発症しました。。
参考:パニック障害・不安障害|病名から知る|こころの病気を知る|メンタルヘルス|厚生労働省
ある朝、朝食を食べていると、急に息苦しくなってじっとしていられなくなり、庭へ飛び出しました。
典型的なパニック障害の症状、過換気症候群です。
この時点でも、私は自分が何らかの心疾患に陥っているとは気づかずに、病院を訪れたのは1年以上経ってから。
その後、病院で薬を出してもらいながら治療を続けましたが、数年間は一進一退を繰り返し、そのうえ “うつ”まで発症しました。
現在は、パニック障害もうつも症状は出ることがありませんが、まだ月一度は病院に通い薬を飲んでいます。
何より、自分の病気について記事を書けるようになったのが、回復した証拠だと思います。
早めの受診
なぜワザワザ記事したのは、もし私と同じ症状や兆候(寝付けない、眠りが浅い、悪夢を頻繁に見る)が見えたら、酒などに頼らずに心療内科等の受診を勧めたいからです。
私も、最初の症状が出た時に早めに受診していれば、これほど長引かずに済んだかもしれません。
寝酒から始まった飲酒が原因で、こんな心疾患を引き起こすとは考えもしませんでした。
もし、よく眠れないと思ったら、飲酒よりも心療内科で睡眠導入剤(睡眠薬)をもらってください。
身体に優しいですし、何よりお酒を買い続けるより財布に優しいです。
もちろん、私が心身症になった原因は、飲酒だけではないのですが、お酒が一因であることは間違いないでしょう。
心療内科へに行くのが抵抗がある方は夜ぐっすり眠れない方のためのサプリメントもあります。
良き睡眠を
Written by Metal(@Metal_mac)
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