今、タバコを好んで吸っている人に禁煙を勧める気はありません。
私も約10年前までは喫煙者だったのでよく解るのですが、周囲から反対を受ければ受けるほど反発して吸っていました。
ただ、本気でタバコを止めたい、吸いたくないけど離れられない。
そんな方のために、私がタバコを止めた、止められた理由をお話しします。
また、禁煙を勧める側の方にも、止めたいけど止められない喫煙者がどんな状態でいるのかを知っていただきたいのです。
そんな方の一助になれば幸いです。
喫煙者の心理
私が喫煙者だった頃の思考パターンです。
健康・お金
健康やお金の問題、喫煙者だった頃から私も解っていました。
私が止めた頃は、一箱250円くらいだったのですが、今は400円?ぐらいですかな。
小遣いが少ない中、毎日、毎日、そんなに財布からお金が出ていくんですからね。
また、健康についても100パーセント大丈夫だって思っているわけではありません。
吸いすぎれば気持ち悪くもなるし、喉も痛くなる。
タバコが身体に良いなんて、本気で信じてはいませんでした。
そんな状態なのに、非喫煙者(私の場合は嫁さんや娘)から止めるように責められると、余計に腹が立って「意地でも止めるもんか!」って思ってしまいました。
人間、人からホントのことを言われると腹が立つんです。
だから、禁煙を勧める場合、闇雲にそのような理由で禁煙を迫っても逆効果だと思います。
何か良いことありそう
では、何故解っているのに吸い続けるのか?
それは、毒物としての身体的なニコチンによる中毒症状もありますが、もっと根深いところに理由があるようです。
タバコの本当に怖いのは、人間の心までも侵してしまうところでしょう。
私もそう感じていました。
またある時、吸いたいが為にいろんな理由を探している自分に気がつきました。
「タバコを吸うとリラックスできる」⇒「だからタバコを吸っても良いんだ」
「職場での喫煙室の情報交換が良い感じ」⇒「だからタバコを吸った方が仕事がやりやすい」
「寝起きの一服が美味い!」⇒「だからタバコを吸っていても私は健康だ」
「親戚のじいさんは、若い頃からタバコを吸っているが80歳になってもピンピンしている」⇒「だから私も大丈夫だ」
という具合です。
冷静に考えれば解ることですが、最後の理由は全く根拠の無い自信です。
これ全て、タバコの心理的な罠のなせることなんです。
「タバコを吸うとリラックスできる」
タバコは、ニコチンが身体の中に少なくなるとイライラする心理状態を作りだし、ニコチンが吸収されるとリラックスできる(と思わせる)身体にしてしまうのです。
今の私は、タバコ吸わなくてもリラックスできますし、タバコを吸っている時より心穏やかです。
タバコを吸うと何か良いことがありそう。
私もそんな風に思っていて、タバコに騙されている間は、止めることができませんでした。
では、何故そんな身体にしてしまうのでしょうか?
私の全くの想像ですが、タバコという植物が生き残る為なんでしょうね。
誰かに必要だと思われれば、駆逐されずに済みます。
根拠は全くありませんが、そんな気がします。
まとめ
現在は、禁煙外来があり保険で治療が受けられるようですが、いくらそのような治療をして一時期タバコの罠から逃れたとしても再び喫煙してしまう危険性があります。
前述のような気持ち、つまりタバコに騙されていると気がつかないと、何かの理由で強いストレスを受けた場合、再び「タバコを吸えばリラックスできるかも」と思ってしまうからです。
タバコを本気で止めたい人は、まず心理的な治療をお勧めします。
私が禁煙するまでに、1度失敗しています。
※止めようとした理由と失敗の過去記事はこちら
しかし、この本を読んで心理的な要因を取り除いて止めることができました。
タバコ2〜3個分の値段で止められたらメッケモノ。
是非試してみてください。
喫煙者時代の私は、悪い女性に騙されていた時のようでした。(T_T)
騙されたことがあるのかどうかは、ノーコメントw
良き禁煙ライフを
Written by Metal(@Metal_mac)
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