もう師走ですね。
この時期になると、飛び込み自殺など聞きたくもない辛いニュースが続きます。
自ら命を絶つ人の多くが、人間関係の悩みが理由だとか。
最近、そんな人間関係の悩みを解消してくれるかもしれない本を読んだのでシェアします。
私もうつを患った経験もあり、今も少し引きずっているところがありますので他人事ではありません。
最近まで、この春転勤した先の上司とあまり上手くいっておらず(多分あちらもそう思っていた)ストレスが溜まっていたのですが、この本で学んだことで関係が上手く行きだしましたし、今まで気になっていた、あちらの発言も気に触ることがなくなりました。
何かしらの人間関係で悩んでいる人にはオススメの本です。
エニアグラム
この性格診断は、簡単な三択の問題2つを答えるだけである程度の自分のタイプが解り、気になる人を観察することで、9つのタイプに分けてその人の考え方の癖や、傾向が理解できるようになります。
また、どういう行動を取ればその人と上手く付き合うことができるかなど、他者理解に役立ちます。
タイプは、
タイプ1 完璧を求める人、タイプ2 助ける人、タイプ3 達成する人…タイプ9平和を好む人まで、9種類に分かれます。
さらに、この9つが後述する『問題が起こった時の態度』と『行動スタイル』で、それぞれ3つのグループに分かれます。
私を例にとると、質問に答えた結果が、タイプ7(熱中する人)なので、問題が起こった時には楽観的な態度を取り、普段の行動スタイルは自己主張型 てな具合です。
質問の答えに迷った場合、この行動スタイルと態度で絞り込むことができ、逆に、気になる人物の行動スタイルや態度を観察することにより、基本の9種類のタイプを推察するのにも役立ちます。
問題が生じた時の態度
楽観的 合理的 反応的
この3種類のメンバーが、同じグループに属すると、行動パターンの違いによって、それぞれの役割が決まり、ものごとがスムーズに運ぶとのこと。
昔から3人寄れば文殊の知恵というのは、この3種類の性格のせいかしら?
そういえば関西の有名ポッドキャストの3人の方達の絶妙なバランスの良さの秘訣はこれかもですね。
誰がどのタイプかは、リスナーの方なら容易に想像がつくはず。
本によると、私のように楽観的な人は、問題に直面しても 結局は上手くいくと考えて対応しますが、合理的な人は、 一先ず自分の感情を脇に置いて問題を客観視するタイプ。
そして、反応的な態度を取る人は、表に出さないかもしれないけど、思わず感情が反応してしまうタイプだそうです。
それぞれの長所短所がある中で、その3種類のタイプが上手く合わさって好結果を生むようです。
何かしらプロジェクトを組むときは、このタイプを見極めてグループ編成すると上手くとのことでした。
行動のスタイル
自己主張型 融和型 遊離型
普段の行動が、自分の意見をはっきり言う自己主張型か、周りを気遣い全体のバランスを考える融和型か、一歩引いて自分の世界を大切にする遊離型の3つのスタイルに分けます。
ほらほら会社の同僚や友人を思い起こしてみてください、そういえばって思い当たる節はありませんか?
各タイプがストレスによって変化する
面白いのは、各タイプの性格がストレスが溜まってくると他のタイプの悪い部分が出てしまうところ。
これを読んでいると、人間には表と裏があると言われますが、裏表ではなく延長線上にあるものだということが解ります。
例えて言うなら、人は科学の実験に使う1本のシリンダーのようなもので、その中の水(幸福度)が多いか少ないかによって変わってくるようなものでしょうか。
普段優しい人でも、ストレスを感じて余裕のない時は、人に優しくできないも。
私にも経験がありますが、うつになる直前は、人に攻撃的になったり、自分の考えを譲らなかったりして随分周りの輪を乱していたのかもしれないと反省しています。
まとめ
以前紹介した自分の性格を知る本と違って、対処法(付き合い方)もキチンと書かれています。
これで私は救われました。
これで、今の上司とはウマが合うとは言えませんが、なんとか一緒に仕事をやっていけそうです。
ちなみに、その上司のタイプは…
なんか愚痴りそうなので止めておきます。(^_^;
この本にある通り、簡単に相手や自分のタイプを決めつけてはいけませんが、よく観察することで、人間関係を円滑にしたり、恋愛がうまく行くかもですよ。
ではでは、良きエニアグラムライフを
Written by メタル(@Metal_mac)
とても人気の性格診断で、この他にもいっぱい本が出ています。
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