
先日の土曜日、JR大阪駅近くの会場で行われた、AUGM大阪へ参加してきました。
AUGM大阪は、年に3回行われているAUGM(Appleユーザーグループミーティング)です。
- 日時:2016年7月2日 (土) 10:00 〜 16:30
- 場所:常翔学園大阪センター
大阪府大阪市北区梅田 3-4-5 毎日インテシオ 3F
見出し
株式会社IHM QRECO (EURO STYLE)

QRECO|株式会社IHM
置き薬屋さんのベンチャーとして出発したQRECOの製品ですが、すっかり「REAL SHIELD」などのiPhone周辺機器のブランドとして定着してきましたね。
今回は、新商品薄型のiPhone用防水防塵iPhoneケース「シェルター」の紹介がありました。
iPhoneSE用のリアルシールドが発売されました。
色も4色あって本体色と合わせて貼ることができます。
私も使っていますが、角割れ防止にもなり正面全部が覆われるので安心です。
プレゼンテーターの鈴木さんは、自転車に乗っている時にiPhoneを落としてしまい、さらにそのiPhoneを自転車で轢いてしまったそうですが、リアルシールドを張っていたため、画面も割れずに傷もつかなかったそうです。
私も娘のiPhoneSE用に会場にてAUGM特価で購入しました。
またENJOは、洗剤を使わずに汚れが取れるクロスということで、環境保護に努めているそうです。
カメラ雑誌のCAPAとタイアップして裏地にENJOクロスを使ったカメラストラップのを開発中だそうです。
昔わたしも写真が趣味だったのですが、レンズを拭くには最適なクロスなので、アイデア商品として売れるかもしれませんね。
belkin
belkin
今回は、ベルキン製のiPhone保護フィルムについて説明がありました。
ベルキン製のフィルムを実際に中国の工場へ送って、他社の競合製品と厚さや強度などをテストした結果、ベルキンのものが優秀だったとアピールしていました。
同じ0.2ミリと表記されているフィルムでも、微妙に厚さが違っていて中には表記以上の暑さの物もあるそうです。

また、7月中にUSB-C対応のカーチャージャーケーブルを発売するそうで、これを車に装着するとUSB-typeCのMacBookが充電できるそうです。
気泡が入る理由は、油分、汚れ、埃なので、それらを除去してからフィルムを張るのがコツのようです。
最近AppleStoreでフィルム貼りサービスにベルキン製のフィルム貼りの装置が導入されていますが、今回その実物がそれとは違うフィルム貼り装置がベルキンのブースに展示されていました。
※Macお宝鑑定団 blog(羅針盤)のdanbo(@idanbo)さんにご指摘をいただいたので訂正しました。ありがとうございました。

ほかのベンダーさんに訊いたところ、スマホのクレームで一番多いのが「落下させたら液晶が割れてしまったというクレーム」だそうです。
それを耳にしたときに最初はクレームの意味が分からなかったのですが、人それぞれ常識が違うので致し方ないのかもしれません。
なので、購入時に保護フィルムを勧めて貼ってもらうのが、そういうクレームを減らす対策になるとのことでした。
AppleStoreにしても、クレーム対策としてフィルム貼りサービスを始めたようです。
フォーカルポイント株式会社
フォーカルポイント株式会社
BluetoothイヤホンJayBird X2の新型 JayBird Freedomの紹介がありました。
JayBirdシリーズは、音質も良く汗に強い製品でわたしも愛用していますが、サイズが大きいので長時間装着していると耳が痛くなる時がありました。
特に女性にその傾向が強くて、使いたいけど大きくて使えないという方が多かったそうです。
そのためより小型のFreedomが開発されました。

この製品は、小型化されているだけじゃなく、軽量化も図られています。
しかし、小型化するとバッテリーの持ちが悪くなり、いままでの製品が約8時間連続して使えるのに対し、こちらの内蔵バッテリーは4時間しか持ちません。
しかし、付属のバッテリーパックを装着することで4時間延長することができ、合計8時間分の再生時間を確保したそうです。
その他、iPhoneから音声を一旦Freedomへ飛ばし、その音声を別のフリーダムへ転送する機能もあって、カップルなどで同じ曲を聴くことができるラブラブモードもあるようです。
カラーリングも、ゴールド、カーボン、レッド、ブルーの4色展開になるとのことで、今週末(7月9日・10日)東京で行われるポタフェス(ポータブルオーディオフェスティバル)で発売前の視聴ができるそうです。

松葉製作所
おなじみの木製iPhoneケース。
コアなファンが多いので有名です。
今回も、手作りiPhoneケースについて紹介がありました。
昔懐かしいNEC製PC98シリーズのパーソナルコンピュータを使った機械で削り出しをしたのち、手作業で仕上げをしているとのことでした。
ちなみに社員は3名の小さな会社ですが、その技術は世界に通じる物があると思います。

今回は残念ながら展示はありませんでしたが、最近はスピーカーの作成にもチャレンジしているそうです。
大きいのはバックロードホーン型のスピーカーでしょうか?
わたし的には、iPhoneケースよりこっちの方が気になりますw
大阪電気通信大学 魚井教授
WWDC16をどう観る?
というテーマで講演がありました。
リアルタイムでは見られなかったので、終わってから3回以上ビデオなどを見て研究したそうです。
▲YouTubeのAppleのチャンネルに、日本語字幕を表示できるビデオが公開されているので貼り付けます。
今回は、順当な進歩がキーワードで、現在のAppleの使命だとのことです。
なので、OSが4つ紹介されましたが、各OSとも順当に進歩しているとのことでした。
通常は、ハードウエアに合わせたOSを提供していくが、AppleWatchの場合は頻繁に買い換えることがないため、最初から高めのスペックのハードを提供し、watchOSを最適化していっているようだとのことでした。
本体を頻繁に買い換えてもらわなくても、バンドを追加するなど、本体よりもアクセサリーで商売になるそうです。
そういえば、バンドは半年ごとに新しいのが発売されますね。
macOS Sierraエンジンの部分はiOSと共有しているとのことで、ソースコードレベルから統合されていってるそうです。
また、ゴミ箱にあるものは定期的に消去して空き容量を確保できるようにするなど、快適な作業環境になるようです。
面白いなと思ったのは、住宅メーカーとタイアップして、最初からホームキットを組み込んだ住宅を開発していくとのことで、Siriと一緒に生活することができる家ができるかもしれません。
独り暮らしでも寂しくないかも。
次期iOSでは、iPhoneのメッセージ機能に面白いのが増えて、手書き機能やテキストを打つと絵文字に置き換えることができるようになるそうです。
最初にApple Watchで実装された技術(スケッチ機能)がここに生かされたとのことでした。
Appleではプライバシー性の強いデータについては、ローカルに置いて外へ漏れないようにすることで、セキュリティを確保しているそうです。
やはりクラウドにあげるとそれだけ、流出の危険性が上がるので、ハイソサエティな購買層へアピールするためにもAppleとしては譲れない部分であり、FBIに最後まで抵抗したのはこのためだそうです。
また無料でswiftを学校へ提供し、将来のAppleデベロッパーを増やそうという狙いがあるとのことでした。
ビジュアルプログラミングではなく、Appleはしっかりとコードを書くことに注目しているそうです。
最後に魚井教授の解説で、なるほどと思ったポイントはこれ。
Appleの勝ちパターンは、
- より良い製品で購入者を増やしディベロッパー(開発者)を育てる
- プライバシー保護をしてハイソなユーザーを確保する
- 教育で子供(未来のユーザー)を育てる
だそうです。
また、今年も魚井先生の教室でお化け屋敷を開催するのでスポンサーを募集しているとのことでした。

株式会社来夢
来夢は、三重県鈴鹿市にある会社で、プレゼンを担当した高山さんは、iMug-伊勢志摩UserGroup-のメンバーでもあります。
もともと、鈴鹿サーキットに出場していたレースカーメーカーがレース用のテントが必要になり、その1事業部として始まったそうです。
現在来夢の主力製品は、簡単に設営できるテントで、学校や防災用のテントとして活用されているそうです。
アイピーボの製品としては、法人向けのウェブ会議用マイクスピーカーを販売していて周囲360度の音を拾うことができてiOSデバイスとも接続できるとのことでした。

また書画カメラ昔よく使っていたOHP(オーバーヘッドプロジェクター)の代替え品として導入され、学校などでよく使われているそうです。
2020年には、小学校で教科書がタブレットに置き換わるとのことで、そのタブレットの画面を操作する様子を書画カメラで写して、みんなで共有すると分かりやすい授業ができるため、小学校で書画カメラの需要が増えていそうです。

タイセイテック株式会社
タイセイテック株式会社のプレスリリース
レーザープロジェクター『Smart Beam Laser』のご紹介
会場では、そのレーザープロジェクターを使ってプレゼンが行われました。
特徴としては、自動焦点なので自由に距離を変えることもでき、バッテリー内蔵でUSB充電、スピーカーも内蔵されています。
また、AirPlayに対応しているので、iPhoneなどを簡単に接続して画面を表示できます。
そういえば、先日のAUGM東京2016Junの時にもプレゼンはありませんでしたが、会場に持ってこられていたようです。
▼人の身体にも映せる(AUGM東京Jun2016にて)
ガジェットスクエア
プレゼンをした沖田さんがiPhoneをiOS9.1にアップデートしたところ、電話ができなくなる症状が起こったそうです。
原因については不明でしたが、「よく使う項目」に登録した項目を削除したところ、電話できるようなったとのことでした。

また、LINEでは、バックアップデータから復元する際にデータが引き継げないトラブルがあったそうです。
そういう場合、LINEアプリの「アカウント引き継ぎ設定>アカウントを引き継ぐ」をオフにすると引き継ぐことができるそうです。

また、COMPUTEX TAIPEIというイベントに参加してきたということで、そのイベントレポートがありました。
会場の広さは、東京ビックサイトの5倍くらいある会場だったそうです。
1番熱かったのはVRで、様々なVR技術を駆使したゲームが紹介されていたそうです。
▼ゆづちゃんのレポートがあったので貼っておきます。こりゃすごい。
株式会社未来Switch
株式会社未来Switch|FileMaker開発・教育・コンサルティング
ファイルメーカーを使ったアプリ開発などをしている会社だそうです。
ファイルメーカーでは、iOSアプリ開発も簡単にできてしまうとのことで、そのデモが行われました。

ファイルメーカーでiPhoneアプリまで作ることができるのは知りませんでした。
まとめ
プレゼンが終わった後は、楽しいじゃんけん大会がありました。
わたしもUSB接続のキーボードをBlueTooth接続できる製品をいただきました。

Written by メタル(@Metal_mac)
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