次のmacOS SierraでMacにSiriが導入されることになった。
わたしのMacで使っているOSはまだ10.11 EL Capitanだが、音声入力が現段階で実用的に使えるものなのかどうか試してみたくなった。
それというのも、 現在HHK(ハッピーハッキングキーボード)を購入して快適に使っているが、長文を打つとやはり疲れてくることがあるからだ。
iPhoneの登場で、画期的な入力方式、フリック入力が導入された。
もはや、学生などのスマホネイティブ世代にはすっかりお馴染みの入力方法であるが、今、高年齢者やもっと低年齢層では音声入力が主流となっているようだ。
未来の入力方式
パーソナルコンピューターの入力方式も長年キーボードに頼ってきた。
一般家庭にパーソナルコンピューターが登場してそろそろ30年になるころだ。
キーボードという入力装置は、商用のタイプライターが発明された約150前から使われている入力方式。
そろそろ人間と機械の間を新しい入力方法が使ってもいい頃だと思う。
そこで私はこの新しい音声入力方式に注目している。
外付けマイク
音声入力を試すにあたって、パーソナルコンピューター付属のマイクでは、ノイズを拾うため文字の変換効率が悪くなる。
なのでどうしてもマイクが欲しかった。
今回マイクを導入するにあたって、SONY製コンデンサーマイクロホンとどちらにしようか迷ったが、コンピューターらしいUSB直付けマイクであること、コンパクトで持ち運びにも便利なことを考えてサンワサプライ製のPCマイクロホンにした。
何より、Amazon価格 1,600円と安価なのがいい。
実際このマイクを使うと集音能力が高くなる。
Macの音声入力方法など
ここで、音声入力をご存じない方のために、その設定方法を紹介しておく。
システム環境設定…
システム環境設定に関連する箇所が2つある。
音声入力と読み上げとサウンドだ。
音声入力

システム環境設定>「音声入力と読み上げ」をONにすれば、音声入力ができるようになる。
ただし、拡張音声入力をオンにしないと、Appleで話した内容が全部送られてしまうようなので、最初までこの拡張音声入力のファイルをダウンロードする必要がある。
サウンドを切り替える
システム環境設定>「サウンド」で、入力に接続するマイクを選択する。

音量の入力を最大にした。
このあたりの調節は環境に合わせて設定して欲しい。
「ショートカットのカスタマイズ」ノーマルではファンクションキー2回押しが音声入力始めるショートカットとなっているが、HHKの場合、なぜかファンクション2回押しで音声入力が開始できなかったためカスタマイズしている。
「⌘(コマンド)+任意のテキスト等」で設定できるようだが、ほかのショートカットキーとかぶらないように注意する必要がある。
使ってみた感想
滑舌が悪いと、どうしてもコンピューターの認識が悪くなる。
これはなんともいたし難く、人間のつまり自分の滑舌をよくするしか方法はないだろう。
しかしきちんと発音をすれば、結構高い確率で日本語を認識してくれるし、普通の速さで話しても充分認識してくれる。
もちろんこのままで何から何までできる訳ではないが、カタカタとキーボードを叩くことに比べればずっと楽ちんで楽しい。
まとめ
音声入力に完璧を求める方にはオススメしないし、キーボードで入力した方が早い人もいるだろうが、わたしの場合キーボードを叩いているうちに、頭に浮かんだことを忘れる場合が多々あるので、とりあえず頭の中のものをはき出しておくには最適だと思う。
ある程度下書きを音声入力でしませておき、キーボードで仕上げればいい。
実は、この原稿も音声入力で書いている。
どのみちタグなどはキーボードで後から修正しなければならないので、こうやって下書きだけでも音声で入力できるととても楽だなのだ。
いろいろな事情でキーボードを使えない人たちにとって、この音声入力はやはり未来の入力方式だと言っていいし、
また機械が人間に近づいた大きな一歩では無いだろうか?
時と場所を選ぶ入力形式かもしれないが、新たなブレイクスルーの予感がする。
良きMacライフを
Written by メタル(@Metal_mac)
メタルのおすすめ関連記事