AUGM札幌2016で、WWDCなどのAppleイベント開催時に同時通訳配信をしているmacwebcaster.comの方が同配信の仕組みについて解説されました。
わたしも、このmacwebcasterさんの配信を見たことがあるんですが、こんなことになっていたとは知りませんでした。
macwebcasterとは

Appleイベントを1人または2人で同時通訳を配信しつつ、別の方が解説などをするサイトです。
最近では、9月7日のiPhone7の発表イベントが記憶に新しいですね。
現在では、公式サイトの配信だけではなく、YouTube、ニコニコ生放送、最近話題のAbemaTVへの配信。
公式アプリを通じてのiOS機器への配信。
また、TwitterやLINE、Facebookページへのテキスト配信など、同時刻に多岐にわたるデバイスへ配信を行っています。
メンバーは全国各地で
私が一番すげーっ!て思ったのは、このメンバー9人が1カ所に集まらずに会議通話を使って全国各地で同時に活動していることです。
北九州の方が多いのは漏れ聞いていたのですが、これほど全国に散らばって同時にオペレーションをこなしているとは思いませんでした。
それも深夜2時ですよ。
みんなボランティアですよ。
配信できる技術力もさることながら、、みんなの熱意に支えられた番組といってもいいでしょう。
それも西暦2000年から続いているので、その活動はもう17年にもなります。
今回、AUGM札幌の主催者の方がこのmacwebcasterの1人とのことで、九州からも仕事を休んでAUGM札幌を手伝いにこられていました。
そのチームワークも素晴らしいですね。
同時通訳って実はとっても大変
わたしも昔は、英会話を趣味にしていた時期があって、当時仕事で通訳が必要だというので、にわかに引っ張り出されたことがあります。
「英語→日本語→英語」という通訳だったのですが、もう大変。
人間って言語で思考するんです。
日本人なら日本語、英語なら英語です。
日本語を話しているときは、日本語で考えて日本語でしゃべります。
当然、英語で話しているときは、英語で考えて英語で言葉にします。
なので、話す言葉を変えるということは、思考そのものも変えないとできないんです。
本職の方は、ある程度は慣れるでしょうけど。
それにしても大変な作業。
自分の経験から、英語で理解したモノを瞬時に意味のある日本語に訳すには、脳みその中をかき混ぜられるような苦痛が伴うと思います。
公式サイトを拝見すると、やはり15分おきぐらいに休憩とられているそうでした。
また、オンラインの特質状、実際の国際会議などで数人で同時通訳するその場合は、それぞれのブースで顔が見える状態で目配せしながら、交代するんだそうですが、それができないので切り替えのタイミングなどにも気を遣われているとのことでした。
まとめ
深夜2時という頭や脳が一番休んでいるときに、誰に頼まれたわけでもないのに全国各地で起き出して、Appleファンに楽しんでもらおうとする熱意に心打たれました。
これからmacwebcasterの配信を聞く際は、こんな背景を感じながら拝聴します。
よきAppleライフを
Written by メタル(@Metal_mac)
メタルのおすすめ関連記事