前回のおさらいをしますと、結局人とぶつかり合っても良いことは無いって結論でした。
当時は、なにかと人とぶつかり合ったりしましたね。
仕事に関しては、こうしなけりゃならない、こうあるべきだという意識が強すぎてその考え方を人に押しつけることが多かったように思います。
そうすると、自然に人と争うことも多くなり、いつも心穏やかじゃなかったです。
アドラー心理学でいう「他人の課題へ土足で踏み込む」ことも多々あったように記憶してます。
では、本編です。
ジョブズの名言
転勤先でも、パニック障害とかうつの症状は出たり出なかったり。
鳴かず飛ばずの状態でした。
ちょうどその頃、スティーブジョブズが亡くなりました。
もう大ショック。
親族や親しい友人以外の何の繋がりもない他人が亡くなって涙が出たのは、たぶん初めてだったでしょう。
だって、あの方がいなかったら、AppleもMacもiPhoneもiPadも無い世界だったんですから。
Appleファンのわたしにとっては、まさにアナザーワールドですよ。
そして、わたしはブログを始めることも無く、全く違った人生を送っていたんですからね。
直接会ったことが無かったけど、まさにわたしの人生を決めた1人だったのです。
そんなスティーブ・ジョブズの死後、さまざまな彼に関する書物が出版され彼の業績や生き方を目にする機会がありました。
その中で、わたしの心に刺さる言葉がありました。
もし今日が人生最後の日なら、今日やろうとしていることは、本当に自分がやりたいことだろうか? NOという答えが続くようであれば、何かを変えなければならない
その数年前には父親、前年に母をいずれも70代前半で亡くしている わたしは、当時自分の人生について考えることがよくありました。
「自分が親と同じ年齢で死ぬと仮定して、生きられるのはあと20年ほど、いまやっていることは本当に自分のやりたいことだろうか?」
当時は、まだまだ仕事を辞めるという気はさらさら無かったのですが、このままでいいんだろうか?という問いを自分に立てたのでした。
さらに、ジョブズの名言の中にこういう一説もあります。
最も重要なのは、自分の心と直感を信じる勇気を持ちなさい。それはどういうわけかあなたが本当になりたいものをすでによく知っているのだから。それ以外のことは、全部二の次の意味しかない。
NLP(神経言語プログラミング)を学び、心理カウンセラーの勉強をしたから目に付くんでしょうが、自分の潜在意識から出てくる直感、心の叫びと言ってもいいでしょう。
その声を顕在意識が無視したり、軽視したりする人が多すぎるように思います。
だから、みんなストレスを抱えてしまうんじゃないでしょうか?
iMug-伊勢志摩UserGroup-誕生
とにかく、そんな思いを抱いていたときに世間で流行(はやり)だったのが、Twitterでした。
そのTwitterを通じて、知り合った仲間にSNSの面白さを教えて貰い、その仲間がiPhoneアプリで盛り上がったり、使い方で困っていたのをサポートしているうちに、ふと「これだけiPhoneで盛り上がるんだったら、仲間を集めてワイワイやったら面白そうだな」と考え、始めたのがiMug-伊勢志摩UserGroup-の前身「伊勢志摩Appleユーザーグループ」でした。
当初、何人集まるかも全く予定も立たず、わたしのブログやTwitterだけが頼りの告知だけで、最初は、出席者はわたしと2人や3人だった時が多かったですね。
でも、1人でも2人でもApple好きが集まって話をするのって、とっても楽しくてこれまでブログのコメントなどでした得られなかった反応が、リアルに返ってくる面白さに惹かれ、当初は毎月開催するつもりは無かったのですが、気がつけば毎月開催するようになっていました。
そして、それまで人見知りが激しくて、知らない人とは緊張して上手く話せなかったわたしが、徐々に知らない新しいメンバーが増えることに喜びを感じていたのです。
気分が優れず落ち込んだ日があっても、定例会が終わった後は、不思議と晴れやかな気持ちになっていたのです。
まとめ
このユーザーグループを立ち上げたことが、自分にとって大きな転機になりました。
立ち上げたことによって、Apple大好きな人と人の交流が面白くて、その交流の輪がドンドン広がっていきました。
同時期に、詩人相田みつをさんのこんな言葉にも出会いました。
ひとの世の幸か不幸は、人と人とが逢うことからはじまる よき出逢いを
人と交流することは、悪いことばかりじゃなくて、幸福も運んでくる。
そんなことが実感できたのです。
Written by メタル(@Metal_mac)
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