11月から心理カウンセラーを始めるべく準備をしているのですが、ひとつひとつの事が新鮮です。
もちろん、まだまだ準備が足りない部分や、進んでいない部分もあるのですが、心理カウンセラーという職業の集客から実践までをひとつのシステムとして考えると興味深いですね。
集客の部分については、これまでブログを運営してきて学んだWebの知識をフル活用してます。
というか、集客のリソース(強み)は今のところこれしかない。
実践の部分については、今日もこれまでNLP(神経言語プログラミング)で学んだ知識を実践の場でどう生かしていったらいいか?なんて考えながら当時のノートをSnapLiteでスキャンして Evernoteへ放り込んでいました。
ということで、今回はわたしもまだ投薬でお世話になっている心療内科の治療と心理カウンセリングの違いについて書こうと思います。
自分が心理カウンセラーの勉強をしたので解るんですが、全く別物なんです。
前回からは、時期的に戻りますが、わたしが一番うつの症状が酷かった時の話です。
うつは心のメンテナンス時期のお知らせ
単身赴任中のある朝、いつものようにスーツに着替えて出勤しようとしたその時、突然圧迫されるような、何かに押しつぶされるような感覚が襲ってきたのです。
そして、気がついたらネクタイを外し、服を脱ぎ捨てて布団の上に倒れ込んでいました。
しばらく休んでいましたが、さすがに,出勤するのは無理だと判断して、職場へ「風邪を引いたみたいだ」と休暇を申し入れました。
すると、不思議なことに身体が動くようになったのです。
とはいえ、気持ちがすっきりしない状態が続いています。
自分でもこれまでの「パニック障害」とは違うと判断して、自宅へ戻って心療内科を受診しました。
結果は、やはり「うつ」との判定。
この時は、処方箋を貰って薬を飲んで、3日間くらい自宅療養してから再び出勤したように記憶しています。
その次に症状が出たのは、週末に自宅へ帰っている時。
嫁さんと会話していると、やはり何かに押しつぶされるような感覚がしてその場にしゃがみ込んでしまいました。
特に何がトリガーになったかは覚えていないのですが、自分でも「異常」だと判断がつくほど苦しかったのを覚えています。
なにか、自分が自分ではなくなったような気がしました。
今になって思うと、心のメンテナンスが必要な時期だったのでしょうね。
車でいうと、点検時期のお知らせのようなものです。
最近、過重労働が問題になっていますが、うつにすらなれずに死を選ぶ人が多い中、わたしはラッキーだったのかもしれません。
うつを発症に気がついて、医者へ行って薬を貰うことができたのです。
異常に気がつけば対処もできるんですが、気がつかないと対処できないですからね。
うつになるのは、心がこれ以上今の状態が続くと壊れちゃうよって、メンテナンス時期を知らせてくれているんじゃないでしょうか?
医者の治療とカウンセリング
先ほども書いたように、心療内科での治療は「症状を聞いて」「薬を処方する」あとは経過観察です。
心療内科では、わたしのように「ストレスが原因で何らかの症状が身体に表れる」病気を治療します。
精神科は、躁うつ病、統合失調症など、主に精神的な症状が強く現れる精神障害の治療を行います。
一方「心療内科」は、様々なストレスが原因でおもに「からだ」に症状が現れる場合、その症状や病気を治療する科です。
つまり、心療内科ではうつの症状の他に、ストレスが原因の腹痛や下痢、高血圧なども含まれます。
血圧や血液検査による内科の治療も行いますし、精神を安定させる睡眠導入剤などを処方することもあります。
風邪を引いて熱が高い患者さんには「解熱剤」を胃腸風邪で「下痢」をしている患者さんには「下痢止め」を処方するのと同じですね。
でも、それは症状を抑えるだけ。
症状を押さえて体力の消耗を減らし、患者が免疫力を回復するのを手助けしているだけで、風邪を治すわけではありません。
なので、完治するためには、投薬で気持ちが落ち込むなどの症状を抑えている間にストレス解消などで、身体の異常を回復させることが必要です。
しかし、職場から休暇を貰って一時的にストレスが解消され復帰しても、ストレスを溜め込まない考え方やコミュニケーション能力を身につけないと同じ事が繰り返されるかもしれません。
このストレスを溜め込まない考え方や、上手にコミュニケーションを取ることによって生きるのが楽しくなる方法。
ストレスを溜め込まない考え方に気がついて貰うのが心理カウンセリングであり、目標設定して「できない自分」から「できる自分」へ変わることができるのがコーチングだとわたしは思います。
ですから、お医者さんの治療と心理カウンセラーの仕事って、似ているようで全く別物なんですよね。
わたしが学んだNLP(神経言語プログラミング)では「過去の恐怖を軽減する方法」や「ストレスを溜めない考え方」ができるようになるリフレーミングなど数多くの手法があります。
時と場合によってそれを使い分け、質問に答えて貰うことでクライアントに自分の考え方の癖に「気がついて貰う」のが心理カウンセラーの仕事だとわたしは考えます。
まとめ
もちろん、いろんなお医者さんがいらっしゃるので、一概にはいえないません。
それに、実際カウンセリングをしていらっしゃるお医者さんもいらっしゃると聞いています。
しかし、わたしがかかった3カ所の医院(精神科・心療内科)では、このような対応でした。
もちろん投薬は必要です。
しかし、その間に自分が変わらないと治療には至らないんじゃないかというのが、うつやパニック障害を経験したわたしの実感です。
最後にわたしがよく勉強しているYouTube動画を貼っておきます。
この方は、アドラー心理学を取り入れてコーチングに生かしている方で、とても勉強になります。
Written by メタル(@Metal_mac)
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