コーチングやカウンセリングをやっていく上で、椅子や小物などいろんなツールを使う場合があります。
昨日名古屋市内で行われたセミナーに参加して、イスラエルのコーチヤーロン・ゴーラン氏とエフラット・シャニー氏が研究を重ねて開発したコーチングゲーム「Points of You®」のエバンジェリスト(普及員)になりました。
コーチングというと、なんだか堅苦しく考えがちですが、これはゲーム感覚で自分と向き合うことが出来るツールです。
しかも美しい写真カードを使うので、とってもオシャレ。
2015年現在では、Google、シルク・ド・ソレイユ、NASA、IKEA、AMEX、VISAなど国際的な企業でも社内研修などで採用されています。
▲講師はライフハックブログKo’s Styleのホラノコウスケさん。読書家・マインドマップインストラクターとしても有名です。
カードと質問
メインのカードは、65枚。
上記のヤーロンとエフラットが、何人かのプロカメラマンにテーマに沿った写真を撮ってくるように依頼したそうです。
それが、その写真カード。

これを使ったコーチングは得にルールはなく、自由に使って良いそうなんですが、簡単なのは2人一組になって、写真の中から今現在自分の心境にピッタリだと思う考え方を選んで、お互いに解説して貰うエンカウンターというゲーム。
写真とそこ書いてある単語によって刺激され、イメージを膨らませていくんですね。
その話をパートナーはじっと口を挟まず、黙って訊いていて、終わったら話した者に向かって何か気がついたこと、興味深かったことなどを発表するのです。
そういうフィードバックを貰うことによって、より自分の中の深層心理にあるモノが見える化されるようです。
そうやって、お互いにその選んだ写真について語り合います。
とっても単純なゲームですが、やってみるといろんな気づきがあって興味深かったです。
他にもいろいろなゲームの方法があって、その時々によって使い分けていくことが出来ます。

質問
コーチングでは、コーチがクライアント自らが答えを導き出すための手助けとして効果的な質問をすることが重要です。
この質問によって、コーチングの質が問われるのですが、このPoints of You®には、「質問カード」が同梱されていて、これに従って質問することで、誰でも簡単にクライアントへ「効果的な質問」をすることができるんです。

さらにこういう質問をしながら深掘りしていくと、どんどんクライアントの意識が自分の中に答えを探し始めます。
▲効果的な質問:それで?例えば?他には? もちろん他にもあります。
使えるなって思った理由
人は悩みを抱えていると、客観的に自分を見ることができません。
NLP(神経言語プログラミング)では、3つの視点から物事を見て気づきを得ます。
当事者として問題を見る(アソシエート)、傍観者として見る(デソシエート)、そのどちらでもない評価者として見るの3つ。
得にデソシエートとアソシエートは重要な視点で、客観的に物事を捉えることによって、視野を広げ自ら答えを見つける事が容易になるのです。
このPoints of You®は、写真カードを解説することによって、知らず知らずのうちにデソシエートすることができるのが良いところでだと感じました。
なかなかデソシエートすることができずに悩んでいる方には効果的でしょう。
まとめ
通常のコーチングでは、コーチの考え方を話してしまいがちですが、クライアントは「説得」されてもなかなかしっくりきません。
「納得」して初めて自分から答えを導き出します。
その手助けをするのが、コーチングであり、それを容易にするのがこのゲームでしょう。
せっかくエバンジェリストになったのですから、このツールを使って体験セミナーなどを開けたら楽しいだろうなって思ってます。
Written by メタル(@Metal_mac)
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