
昨日記事にしたカフェコスモスでのドキュメンタリー映画「Life」上映会の後に、福島からいらした まつこさんに、震災からの献杯酒(故人を悼むお酒)と福島の郷土料理「ゴールデンスランバ」をごちそうになりました。
鈴木酒造
鈴木酒造は、津波で蔵を失い、原発事故で故郷からの避難をよぎなくされ、現在は避難先の山形県長井市にて酒造りを続けています。
海と共に暮らしてきたふるさとから、山々に囲まれた土地へ。
数々の困難の中でも、酒造りをあきらめずに、
いのちをつないで、ふるさとの酒を醸し続ける。
その物語とともに、お酒を味わっていただきます。
津波が襲った3月は、酒仕込みの最盛期。
鈴木酒造は、全ての資金を投じて酒を仕込み、出荷を待つばかりでした。
しかし、その商品を流されたため山形へ避難したときは無一文。
多くの人達の声に支えられて借金を背負いながら熱い思いで、避難先の山形で酒造りを再開されたそうです。
ゴールデンスランバ命名の由来
珍しい名前だなとみなさんも思われるでしょうが、造語のようです。
3·11の酒名を何にしようか?と悩んでるときに、ふと目に入ったのが鈴木酒造店長井蔵さんの事務所に飾ってある福島県浪江町に伝わっていた震災前の祭りの写真と名前。
そこには「安波祭り(あんばまつり)」の文字がありました。私の故郷宮城県気仙沼市には市民から親しまれている「安波山(あんばさん)」があります。「安らかな波」と書いて「安波」。同じ字でつながっていることの驚き。音の響きから即座にそれぞれの頭文字を取った「S×Rの安波」からゴールデンスランバーを連想しました。私が高校時代によく聞いていたビートルズのアビーロードB面のメドレー中の曲名です。歌詞の内容が「かつてそこには故郷へと続く道があった かつてそこには家と続く道があった」 から始まるあたり、単なる偶然と思いませんでした。「あんばさま」が導いてくれた、そう感じています。
お酒に同梱されていた「ゴールデンスランバ出荷挨拶」からの引用。
献杯

日本酒ソムリエの資格まで取ったというまつこさんが、今日の日のためにいろんな盃や福島の郷土料理などを持ってきてくださいました。



▼棒鱈の煮付け
▼左が酒粕のチーズ右がニシンの山椒漬け
▼参考:ニシンの山椒漬け
農林水産省選定「農山漁村の郷土料理百選」で選ばれた福島県の郷土料理。
頭と内臓を取って乾燥させた身欠ニシンと山椒の葉を重ね合わせ、しょうゆや酢などで作る調味料に2~3週間漬けたものです。
via: (選定料理)ニシンの山椒漬けのレシピ(二丸屋武蔵亭)|福島県の郷土料理|家庭で味わう郷土料理
まとめ
とっても楽しく暖かい会でした。
企画してくださったまつこさん、カフェコスモスに集まったみなさん。
ありがとうございました。
感謝です。
Written by メタル(@Metal_mac)
![]() 会津の郷土料理!ニシン 鰊 にしんの山椒漬け(3本入れ) にしん 鰊お酒のおつまみに!お茶の御共に!【がんばろう!福島】【東北復興_福島県】
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