
人前で、何かを発表したり、伝えたりする場合。
多くの人が緊張すると思います。
それは、心のベクトルが自分を向いているから。
「失敗したら恥ずかしい」「うまくいくだろうか?」「失敗して馬鹿にされたらどうしよう」…
こんな風に自分の心配ばかりしていると、よけいに緊張して失敗するイメージができあがってしまうので、どんどん不安になります。
こういう場合は、心のベクトルを外へ向けるのがオススメです。
どうしたら伝わるか
ちょうど1年ぐらい前から、Points of You®ワークショップなどを開き始めたのですが、最初の頃はとっても緊張しました。
慣れていないのもあったのですが、今考えると前述のように心のベクトルが自分を向いていたんだと思います。
あるときから、そのベクトルを参加してくれる人々に向けるようになりました。
「参加してくれた人にどう伝えたらよいだろう」「どうやったら、伝えたいことが伝わるだろうか」「どんなお土産を持って帰って貰えるだろうか」…etc
そうやって心のベクトルを外へ向けると、不思議に緊張しなくなりました。
出発点を知る
ベースにそんな思いがあると、例え上手く行かなかったとしても、じゃあどうすれば伝わるんだろうか?と考えることで改良できます。
自分の出発点が解るんですね。
そうしたら、あとは目的地へ向けて淡々と歩いて行くだけ。
もちろん、その歩いて行く途中で、いろんなノウハウを身につけなければならないでしょうし、学ぶことも必要だと思います。
わたし自身、心のベクトルの方向を変えただけで、仲間に貢献できたり、自分に何ができるのかを考えることができるようになりました。
この視点は、いろんなことに応用できるんじゃないでしょうか?
まとめ
わたしのブログの文章が解りやすいと評価していただくことが多いのも、そんな視点で文章を書いているからかもしれません。
ただ、自分の言いたいことをいうだけじゃ無く、「どうやったら伝わるだろうか?」「どんな表現だったら、誤解を生まずに正しく理解して貰えるだろうか?」などと考えて書いています。
普段のコミュニケーションも同じで、どんなに素晴らしいアドバイスをしても、相手が受け取ることができなければ、意味がありません。
どんなに剛速球を投げることができるピッチャーがいたとしても、キャッチャーが受けることができなければ、ただの「暴投」です。
周りの人に受け取って貰えるボールを投げていますか?
Written by メタル(@Metal_mac)