NLP(神経言語プログラミング)の教室へ通っていたとき、私のクラスではこの言葉は禁止でした。
難しい、でも、だって、しかし、だけど、とはいってもなどの言葉は禁止でした。
授業中は、何があっても言ってはいけない言葉だったんです。
どうしてか?
言うまでも無く、人間は言葉で思考しますから、これらの言葉を発することによって自分にできない言い訳を考え始めます。
つまり、何かを始める前から諦めてしまう「許し」を自分に与えてしまうことになるんです。
そして、アドラー心理学の目的論にあるように、できない理由はいくらでも考えつくのです。
これでは何があっても、前へ進みません。
そして、特に「難しい」という言葉が「思考を停止」させる魔法の言葉。
時々口癖にさえなっている人がいます。
この難しいに続く先の言葉を想像してみましょう。
「難しいから私にはできない」「難しいから時間がかかる(つまりできない)」「難しいから他の方法を考えよう」「難しいから止めておこう」etc。
あとに続く言葉はネガティブな言葉のオンパレードになるはず。
ネガティブなのがすべて悪いわけじゃありませんが、これでは問題に取り組む前から「白旗」を上げているに等しいんですよね。
なので、ここは「難しい」という言葉を一旦飲み込んで「どうしたらできるんだろう」と考えてみましょう。
その時は出てこなくても人間の脳は、問いかけることで答えを探し始めます。
ある時にヒョコッと答えを思い付くかもしれませんよ。
そしてそれが初めてのことで、怖いとしても、「最初から成功するのは大変だから失敗して当たり前」という前提で取り組めばそのうちできるようになりますって。
※成功するのは「難しい」ではないのがみそw
何か問題に当たったとき「難しい」を一旦脇に置いて「どうしたらできるんだろう」という思考癖に変えていけば、乗り越えられない課題は無いと思っています。
え?コーチングで「難しい」という人に出会ったらどうするかって?
対処法はいろいろでしょうが、1つ言えることは人は否定されると反発したくなるということ。
わたしだったら「そうだよね、難しいよね。だからどうしたらできるようになるか、一緒に考えようか」と言うかもです。
参考までに
Written by メタル(@Metal_mac)