2年前に海上保安庁を辞めて、通勤する日々から解放された当時は、「1日を自分の好きに使える」ことが嬉しかった。
何にも縛られない自由な日々。
「あれもこれもできる!」と喜んでいた。
フリーになった当時は、1週間の予定や、毎日の予定をあれこれ計画を立てて5つも6つも詰め込んだ。
だけど、正直なところそんなにいろいろできない。
せいぜい2つか良くて3つできれば万々歳。
あっという間に時間は過ぎていく。
特に退職したての頃は、退職した関係の雑事に追われているうちに、3ヶ月ぐらいはあっという間に過ぎる。
春に退職したばかりだと思っていたのに、気が付いたら夏だった。
なので、タイムマネージメントをしっかりやっているつもりでも、人間の脳はそんなにいろいろなところへ意識を向けられないので、簡単に切り替わらない。
そして、5つ計画を立てても、2つしかできないと、3つもできなかったと悔やんだり、情けなくなる場合も多い。
そうなると「勇気を挫かれる」ので、できなかったことを悔やむより、できたことに意識を向けて、自分の心を励ますことが大切だ。
そして、1日にいろんなことをやるより、1つのことの練度を上げた方が、脳の切り替えが必要なくて良いと思う。
1日に1つの分野のことに集中した方がいいだろう。
計画は、月単位、1週間単位で立ててしっかり振り返り、軌道修正するのが大事になってくる。
なんとなく1日を終える者は、なんとなく一生を終える
Written by Change view point コーチ メタル