先週初めてiPad Airを触って大きな衝撃をうけた。
もうiPad miniとの相違点は画面サイズだけで、初代iPad miniと比べると161g、月末に発売予定のRetinaバージョンとは、138g重いだけだ。
Mサイズの卵2〜3個分といったところか。
持った感じでは、ほとんど重さの違いが感じられない。
また、第4世代のiPadと比較すると、-183g、約28パーセントものダイエットだ。
※いずれもWi-Fiモデルの重さ
人に例えると、体重80キロの人間が57.6キロまでダイエットした計算になる。
参考:iPadを比較する – Apple Store (Japan)
参考:iPad (第 4 世代) – 技術仕様
Appleは、どうしてここまでしてiPadを軽くしなければならなかったのか?
これについて考えてみた。
Appleの嘘
実は昨年iPad miniを発売した時、Appleは大きな嘘をついている。
証拠は、冒頭の画像。
“ミニなのはサイズだけ“というキャッチフレーズだ。
初代iPad miniのチップは第4世代のiPadより1世代前のA5。
そして、非Retinaディスプレイであった。
関連:【iPad】高いぞ!非Retinaだ!それでも買っちゃったiPadmini
そして、形状もベゼル周りは第4世代のiPadより細く、違った物になっていた。
つまり、サイズ違いの製品では無く、丸っきり別物だったのだ。
昨年のiPad miniは新製品だったこともあり、Appleも少々及び腰になったのかもしれない。
今回発表された第2世代のiPad miniで、Retinaディスプレイにして、iPadと同じA7チップを搭載したのは、Appleにとっても面目躍如となっただろう。
iPad Airのイノベーション
iPad Airでは、ベゼル周りの形状はiPad miniのそれと同じ、とても細くなっている。
このことからも解るように、iPad AirはiPad miniによって、再定義されたiPadだと言ってもいいだろう。
第4世代まで発売されたiPadは、ある意味完成された製品だった。
それをここまでの大きな変更に舵を切ったのは、Appleにしても大きな挑戦であったと思う。
そして、1年という短い期間に、このようなイノベーションを実行できたAppleに、今までと変わらぬ輝きを感じた。
それは、iPad Airの軽さを実感した人の驚きが物語っている。
まとめ
これで、iPad Airよりも大きいiPadも、iPad Airとminiの中間の大きさも、技術的には自由自在に作る事ができるわけだ。
今噂されている、大きいサイズのiPadもあながちデマでは無いのかもしれない。
Written by Metal(@Metal_mac)
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