photo by 番組表の画面
エリアフリーTVのレビュー最終回は、実際に視聴した感想と便利な設定を紹介。
最後は、外出先やWi-Fiネットワークで自宅のテレビを視聴出来るSLINGBOX 350と比較検討してみました。
※いくつかバージョンがあるようですが、今回のレビューは、執筆時点で最新の「SB-TV04-WRIP」になります。
見出し
視聴環境
iPhoneの画面
画面をタップすると右横に録画ボタンなどが表示されます。
タップすると同時録画ができます。
ただし、画面をキャプチャするとその場で映像が停止し、もう一度アプリを起動しないと視聴出来ません。
また、AirPlayの表示がありますが、これを使うと同じく映像が停止します。
また、有線での出力もできませんでした。
なので、AppleTV等を使って、テレビへ映し出すことはできないようになっています。
画質は綺麗で、iPhone5sの場合、高画質でもスムーズに再生されます。
しかし、私のiPadは第3世代のせいか、標準画質でもたまに引っかかる時がありました。
この辺りは、Wi-Fi回線の速さだけではなく、端末機の性能にも依存する部分が大きいようです。
低画質でも画面の荒れは気になりませんでしたので、低画質の再生環境でも十分実用的です。
※我が家のWi-Fi環境は、IEEE 802.11n 2.4G
計測時は下り約20Mbps
便利な機能
こりゃぁ便利だ!って思った機能を紹介します。
ながら見モード
このモードを設定すると、iPhoneやiPadを縦(ポートレートモード)にした時に下部にWebブラウザが表示されます。

あらかじめ、ブックマークにテレビガイドのサイトが登録されているので、テレビ番組の情報を探せますよ。
ネットでテレビ予約
インターネット上の番組表(iEPG)の録画予約に対応しています。
対応しているテレビ王国に登録し、エリアフリーTV側へIDを登録するとネット上から録画予約することができるようになります。
サイトの番組案内の下部に表示される「iCommand」をクリックすると予約がサーバーへ登録され、エリアフリーTV側へ命令が行くようです。
取扱説明書によると、エリアフリーTV側へ予約されるのに30分程度かかるとのことでした。

外出先からの視聴
外出先から観たいという方も多いと思いますが、この機種はWi-Fiネットワーク下で無いと動作しません。
セルラーモデルのiPadからは直接視聴不可でした。
ただし、iPhoneを使ったテザリングであれば視聴可能です。
このことから、出先でWi-Fiルータからの視聴も可能だと思います。
画質と回線速度
スモールモードのiPhone画面
外出先からの視聴では、低速回線用低画質・低速画質の場合、負荷を減らすため画面をダブルタップすることにより、スモールモードを選択できますが、画面が小さくなりすぎて実用的ではありません。
外出先の回線が遅いと少々キツいかも。
ちなみに私の職場(NTT西日本 隼)では、iPhone5sの低速画質であれば問題なく視聴出来ました。
1世代前(初代)のiPadminiでは、処理速度が遅いせいか、低速回線用低画質でなら視聴出来ました。
たまに引っかかりましたが…(^_^;
外出先からの視聴は、Wi-Fi環境によってはできない場合もあるようです。
予約録画などの操作は問題なくできました。
SlingBoxとの比較
【レビュー】外出先から自宅のHDDレコーダーを操作したり、録画した映像を視聴できるロケーションフリーのSlingBox
どちらを購入した方が良いかは、結構迷います。
操作感
エリアフリーTVの方が、反応はキビキビしています。
SlingBoxの方は、一つ一つの操作がもっさりしていてちょっとイラッと来るときがありますね。
しかし、SlingBoxは、実物と同じリモコン操作ができて、DVD再生などビデオデッキの性能をほぼ100パーセント使用可能です。
価格
エリアフリーTVは、Amazonなどで1万円前後、USB3.0の外付けハードディスクを接続しても2万円程度で済みます。
最新のHDMIに対応したSLINGBOX 350 HDMIセットSMSBX1H121ですと、3万円弱の価格で約1万円以上の価格差があります。
しかし、解像度は、エリアフリーTVは高画質で1280×720ピクセルなのに対し、SlingBoxはフルハイビジョン(1920×1080ピクセル)対応と画素数が全く違います。
視聴環境
エリアフリーTVは、iPhone、iPadでしか見ることが出来ません。
前述のとおり、AirPlayや有線での出力にも対応していませんから、大きくてもiPadまで。
一方、SlingBoxは、MacなどのWebブラウザで観ることができるので、27インチのiMacなどであれば、テレビに負けない迫力で視聴出来ます。
まとめ
自宅にすでに、ビデオデッキがあってインターネットに接続して外から観たい、または高画質で観たい方に。
エリアフリーTVは、まだビデオデッキが無くてできるだけ安価に済ませたい、Wi-Fi環境も構築できてテレビは無くていいから、iPhone、iPadを有効活用したい単身赴任のお父さん、新生活を始めたばかりの社会人、学生の方に最適かな?
もちろん、私のようにテレビのチャンネル権が無いお父さんにも。。。
これで、自分が観たいテレビを気兼ねなく録画できて幸せです!(T^T)
良きAppleLifeを
Written by Metal(@Metal_mac)
関連:【レビュー】外出先から自宅のHDDレコーダーを操作したり、録画した映像を視聴できるロケーションフリーのSlingBox
はじめまして。
エリアフリーTVが発売されてすぐに購入して、ずっと使ってます。しかし、OS14.2にバージョンUPしたらアプリが開かなくなりました。もう対応はしてくれないのかと、ショックデス。
古いOSのままのiPad miniを思い出して、接続したら観ることができております。一応、メーカーさんに問い合わせをしてみようかと思っておりますが、こちらの丁寧な説明を読ませていただき、コメントいたしました。すでにだいぶ前からPlusが出てますので、これ以上は無理かなぁと悲嘆に暮れております
失礼いたしました♡