先日、Facebookでなかなか興味深い話がシェアされていました。
参考:いい人生を送りたいなら「反省しない」ほうがいいのかも (完全パクリ)
いろいろ書いてあるんですが、「人はミスをする生きもの」という考え方が、危機管理の壺を心得ていて素晴らしいです。
見出し
ミスをするから人間
今まで生きてきて、間違いや失敗を全くしたこと無い方はいますか?
ハイ、そんな人はいませんよね。
人間は、ミスをする生き物なんです。
だから、組織的やシステム的にミスや間違いを無くす必要があります。
ミスができない環境を作る
例えば、貴方が道を歩いている時にポケットからiPhoneを取り出そうとして、落としてしまいiPhoneを傷つけてしまったとしましょう。
「今度から絶対落とさないように気をつけよう」
といくら気をつけたところで、うっかり落とさないとは限りませんよね。
それよりも、iPhone全体を覆うようなカバーを付ければ、道に落としたぐらいではiPhoneは傷つきません。
というように、iPhoneが傷つかない環境を作ってしまえば良いのです。
ミスしたら責任は誰が?
仕事で上司から「ミスを恐れずに思いっきりやれ!」ってアドバイスを受けたことがある人もいると思います。
全く正しいですね、思いっきりやってやれば道は開けます。
でもね、思いっきりやって、もしもミスしたら誰が責任を取るのって話になります。
特に日本社会では、責任責任って言われミスをすると責められて、思いっきりやる事なんてできやしません。
アドバイスをする側も「失敗したら俺が責任を取る!」って言うような素晴らしい上司はなかなかいません。
何故いないのか?そんな立派な人は、たいがい責任を取れる地位に就く前に責任を取らされて失脚するからですw
私が若い頃に、「この上司は仕事ができて人柄も素晴らしい人だ、この人の下でずっと働きたい」と思った人は何人かいますが、すべからく出世はしてません。(T_T)
話を元に戻しますと、人間後ろ盾が無いと「思いっきり」がなかなかできないんです。
逆にミスをしてもフォローしてくれる人がいれば、思い切って様々なことに挑戦できますよね。
Macは、完璧とは言わないまでも極力人間のミスをフォローしてくれるシステムになってます。
Macのシステム
具体的に例を挙げます。
Time Machine
先日も記事にしましたが、代表的なのはTimeMachineです。
設定さえしておけば、過去24時間分のバックアップが毎時間、過去1か月分のバックアップが毎日、その後は1か月の毎週のバックアップを取ってくれて、容量がいっぱいになると古い物から消去される夢のようなシステムです。
たまに誤解している方がいますが、環境が丸ごと過去に戻るのではなく、元に戻したいファイルやフォルダだけでも復旧できるんです。
ですから、現在進行中のファイルもそのまま残ります。
実はこのTimeMachine、ノート型Macに限られるようですが、モバイルバックアップという機構で外付けHDDなどにバックアップが取れない状況でも、自分のバックアップを自分のストレージ内に取っているんです。
(林檎)マーク>このMacについて>詳しい情報…>ストレージ
↑バックアップという項目がそれ。
自動保存
最近は、WindowsのOfficeにもあるようですが、Mac純正の「プレビュー」などは、編集途中の画像を自動的に保存してくれます。
これによって、保存忘れを無くしてくれているのですが、元に戻りたい時にはいつでも、Command+Zで戻ることができます。
そしてこの操作は、自動保存時だけではなく、人間が確定した後も有効です。

また、その動作(取り消す)をやっぱり止めたい時は、いつでもやり直すことができます。
リマインダー
iPhone単独でも便利に使っている方はいるでしょうが、リマインダーは、重宝してます。
私くらいの年齢になると、思い出す能力が低下するらしく物忘れが激しくなるので、もう無しではいられません。
警告ダイアログ
人間は、同じ警告が何度も発せられると、その警告に慣れてしまいあまり重要だとは思わなくなってしまいます。
過去、警告を発せられていたのに、担当者がそれを無視して発生した事故はたくさんあります。
事故では無いにしろ、貴方もPCを操作していて警告のウィンドウが出ていたのに、何気なく”OK”をクリックしてしまって失敗したことがあるのでは?
こんな事が無いようにMacの警告は、とても丁寧に説明してくれます。
例として、ゴミ箱を空にする操作の場合、通常はこういうダイアログですが、
「完全にゴミ箱を空にする…をクリックするともっと詳しい内容が表示されます。
Macのダイアログは必ず、この操作をするとその後どうなるのかが書かれています。
これなら、人がキチンと警告の意味を判断することができますね。
まとめ
このように、Macは人が煩わしいコンピュータの操作に気を遣うこと無く、思いきっていろんな事に挑戦できる環境が整っているんです。
人はミスをするもの、忘れるものという思想から作られているんですね。
ユーザーが、時にMacのことを優秀な秘書だったり相棒だと感じるのは、こんな所に理由があるのかもしれません。
良きMacLifeを
あ〜!美人秘書が欲しい(違
Macの何処がいいんでしょう?
Written by Metal(@Metal_mac)