子供の頃から三日坊主が得意なメタルです。
何かに挑戦したい! よしやってみよう!と決意して頑張って行動に移して挫折したことありませんか?
いわゆる三日坊主ですね。
私もよくありました。
例えばダイエット。
○○ダイエットで頑張るぞ!明日から毎日1食だ!
という風に始めてしまっては、ほとんどの人が3日と経たないうちに挫折してしまいます。
それでは、どんな考え方で、どんな手法を使って始めたら良いのか。
先日読んで思わず膝を打ったアドラー心理学を参考に、目的を達成する考え方、成功する手法が具体的に書かれている本を紹介します。
参考図書:アドラー心理学入門
やりたい事がいっぱいあるけど、なかなかやる気が出ない、すぐに挫折してしまう人に是非読んで欲しいです。
欲望から出発する
あなたも、口にこそ出さずとも「欲望」があるはずです。
それを否定しないでください。
どんなにドロドロ、ギラギラしていてもいいのです。
まずは自分の「欲望」を知り、否定せずに受け入れてください P.59
この本の一番の特徴は、この自分の欲望からスタートするという考え方。
なんだか、とてもやる気が出ましたw
人間の欲望、本能というものは「忌み隠されるモノで汚い」という風潮が世の中にあります。
しかし、その欲望は自分の本音であり、自分の内面から湧き上がってくるモノですよね。
だから、とてつもないエネルギーが内包されています。
時々、そのエネルギーを持てあましてあらぬ所で噴出させてしまい、警察のご厄介になる方も少なくありませんが。。。

本書は、そんな強烈なエネルギーを持った欲望を目的達成のためのモチベーションとして、利用します。
自分が本当にやりたいことならいくらでも頑張れる、続けられる、成長できる P.52
【余談】
私も昔、英会話教室に通っていたことがあります。
動機は「英会話勉強して仕事に役立てたい!」とか「会話力を生かして外資系企業に就職したい」なんて高尚なものではありません。
真の理由は、「金髪美人と仲良くなりたい」でした。(^_^;
【余談終わり】
中には、自分をコントロールできるのだろうか?そんなふうに自分を解放してしまって良いものだろうか?
と心配になる方もいるでしょう。でも
いいんです!
そんな疑問にも本書は、アドラーが掲げた「幸福の三条件」を引用し、明確に答えています。

幸福の三条件
- 自分を受け入れること
- 他者を信頼していること
- 他者に貢献していること
この3つがアドラーが考える人間が幸せだと感じる幸せの条件です。
人間は幸福を求める生き物です。人間が幸福を追い求めて「欲望」をどんどん追求するということは、すなわちこの3条件を追求することだと私は思っています。P.61
すなわち他者に貢献すれば、その結果感謝され、自分が幸せになれます。
つまり、動機は何であれ結局は他者に貢献することを人間は選び、それによって幸福を感じるのです。
最初の一歩を踏み出す具体的手法
冒頭のダイエットを始める時のように挫折をせず、どうやって持続させて行くのでしょうか?
失敗するパターン
私がよく失敗していたケースはこうです。
- 服も靴も買いそろえ、明日から早起きしてジョギングを始めるぞ!と気合いを入れる
- 1日走ってみる、当然最初だから辛い
- 2〜3日雨が降る、寝坊するなど走れない状況が続く
- やる気を無くす
- 振り出しに戻る
そしてダメだヤツだと自己嫌悪に陥りますますやる気を無くす。

成功するパターン
この本の著者は、心理カウンセラーとしても活躍されているのですが、クライアントの方からの「ジョギングを始めたいけどなかなか行動に移せない」という相談に、行動を細分化することを提案されたそうです。
つまり、少しずつ徐々にやれることから始めることです。
- 1日目 ジョギングウエアに着替えるだけ
- 2日目 ジョギングシューズを眺める
- 3日目 ジョギングシューズを玄関に出す
- 4日目 ジョギングシューズを履く
- 5日目 ジョギングシューズを履いて外へ出る
P.186
と細分化し、その後も10歩だけ歩いてみる、1分歩いてみる、10歩走ってみる、1分走ってみる…と続きます。
行動のハードルを下げてやれば時間がかかりますが、やがては目的を達成できます。
その行動が身につき、習慣化してしまえばしめたもの、こんどはジョギングをしないと違和感を覚え自然と「ジョギングがしたくなる」ようになります。
しかし、誰だって最初っから上手くは行きません。

自転車が乗れるようになるまでには、何回も転ぶのが当たり前。
転んだと時は、失敗パターンにあったように、「どうして上手く行かないのか?」と原因を探ったり、自分を責めたりせずに、失敗は当然だと受け入れ、「どうやったら上手く行くのか?」を模索するのが大切です。
この他にも、50秒自分と向き合い、10秒だけ行動する「たった1分でできる行動イノベーション」など、誰でもすぐにできる手法が書かれていますよ。
まとめ
ちらっと書きましたが、この本にはアドラー心理学の考え方を応用したメソッドが使われています。
「ドロドロギラギラした自分の欲望をありのまま受け入れる」のは自己受容という考え方。
失敗した原因を考えずに、どうしたら上手く行くのか?と考えるのは「目的論」という思考方法です。
上記の考え方を含め、アドラー心理学には「自分が幸せになるための」考え方がいっぱい詰まっています。
みなさんが経験しているとおり、他人を変えることはなかなかできませんが、自分を変えることは簡単にできます。
自分を変えて幸せな人生を送りたいと本気で思っている方は、本書を含めアドラー関係の本を読んでみてくださいませ。
良き人生を
Written by Metal(@Metal_mac)
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