転職や、独立起業を考えている方も多いとおもいます。
そんな方達の参考になるお話を聞いていきました。
今月(4月11日)に名古屋市内で、私のBlogの師匠である ごりゅごさんが開催した『ブログ塾』へ参加、そこでダンボールアーティストとして今年起業したいわいさんの講演がありました。
関連:ブログをメディアとして活用する方法教えます-ブログとプラスα- 林囓mac
42歳で安定した収入を得ていたサラリーマン生活を捨てて今年1月に起業したばかりの いわいさん。
ご本人は『来年から本格始動するつもりで、今年1年は準備期間のつもりなんです』とのことでしたが、あちらこちらから既に仕事の依頼が来ていて、ビックリされているようです。

この講演会、休憩時間を挟んで4時間に及ぶ長丁場、他にもいっぱい為になる話や面白い話が聴けたのですが、今回は いわいさんが、なぜ起業したのか? どうして起業して間もないのに順調に仕事が来るのか?などの観点に絞って、記事にまとめてみました。
長文ですが、最後までお付き合いください。
熟年起業の決意
終身雇用が崩壊しつつあると言っても、私達の年代は定年まで勤め上げ、年金が貰える歳まで再任用という形で残るのがまだまだ一般的。
その方が、今までの知識や経験が活かせるし、生活は安定するでしょう。
しかし、少なからず新しい分野へ挑戦する人もいます。
いわいさんの場合は、死を意識することが独立の動機になったそうです。

人間には平等に死がやって来ます。
それは誰にも避けられません。
30代後半から感じ始めた肉体の衰え、ご両親の老い、同僚・同級生の死。
そんな自分の周りの状況を見るにつけ、次第に『自分の死を意識するようになった』とのことでした。
私は、いわいさんより約10歳年上、両親は既に他界しています。
そんな私も、数年前母を送り出した時から、自分の死を強く意識するようになりました。
侮しい事に自分の大切な肉親が死んでも世の中は何事もなかったように日常を続けています。
そんな現実を目の当たりにして、自分のこれまでの人生を振り返った時、まだまだ若い頃からやってみたいと思いつつ、やり残している事が多々有ることに気がつきました。
ですから、いわいさんの講演で『死を意識した』との話を聴いたとき、『いわいさんもおんなじなんだ』ととても共感できました。
スティーブ・ジョブズの名言にもあるように、人生は短いのです。
他人のドグマ(宗教上の教義・教理)に囚われている暇はありません。
あなたの時間は限られている。だから他人の人生を生きたりして無駄に過ごしてはいけない。ドグマ(教義、常識、既存の理論)にとらわれるな。-中略- 自分の心と直感を信じる勇気を持ちなさい。それはどういうわけかあなたが本当になりたいものをすでによく知っているのだから。
引用元: スティーブ・ジョブズの名言・格言|他人のドグマにとらわれるな
新しく事業を興し成功させるには、強く決意する事が大切でしょう。
走りながら考える
独立を目指したいわいさんですが、最初は何で喰っていくか決めていなかったそうです。
しかし、いつか独立する時のため、セルフブランディングが目的で現在のブログを始めました。

いわいさんが凄いなって思うのは、1番核となる部分が決まっていないにも関わらず、「今できる事」から手を付けた事。
考えているだけで行動しないのは、何もしていないのと同じですからね。
知ってる人は1000人いても、実際にやる人はほとんどいない。「やってみて」判断する行動力がだいじ #ブログ塾
— 五藤隆介 (@goryugo) 2015, 4月 11
とにかく今できる事から行動するって事が大切。
行動することで、現実が動き始めます。
そして、何か事を初めても結果が出るには『時間』が必要。
直ぐに評価される事はまれなので、残り少ない時間を有効に使うには、走りながら考えなければなりません。
それに前述のとおり、行動する事で現実が動き始めますからね。
スカイダイビングに例えるなら、正確な着地点が決まっていなくても飛行機から飛び降りて、パラシュート降下しながらふわりふわりと着地点を探す感じでしょうか?
そういうのも有りでしょう。
スティーブ・ジョブズの言葉どおり、『自分の心と直感は、貴方が本当になりたいものを知っている』のですから。
冷静な自己分析と調査
いわいさんの場合は、けして勢いに任せて起業したのではありません。
経済的な面や、得意分野の冷静な自己分析がありました。

経済的後ろ盾
数年は働かなくても困らない貯金、奥様も働いている事、家のローンが無い、などなど直ぐに事業として成り立たなくても、何とかなるという計算があったそうです。
熟年起業しようと思ったら、すぐに行き詰まらないだけの経済的なバックアップは必要ですね。
退路を断って自分を追い詰めるやり方もあるでしょうが、後ろ盾があるから思い切って行動できるってもんです。
私なんかは、ガラスのハートなので後者じゃないと、潰れてしまいます。
得意分野を生かす
長年、趣味で続けてきたCG画像や動画編集。
私も初めて知ったのですが、いわいさんはこの同好会の主催もやっているそうで、定期的に情報交換をされているそうです。
参考:CHUBU3D | C3Dは中部圏を中心に3DCGを勉強する人達の集まりです!!
そして、ダンボールアートの設計図を描くためにCGがとても便利だとのこと。
そんな大好きなCGを使って、遊びで作ったアイアンマンのマスクが、ブログ合宿の懇親会で大受け。
この反応を見た いわいさん、『こりゃぁ、いける!』と思ったそうです。
実は、私もその現場にいたのですが、みんな大はしゃぎで被ってましたw
関連:【レポート】第5回名古屋ブログ合宿参加レポート!アイアンマン参上 #ブログ合宿 -懇親会編-
ダンボールアートと3D、いわいさんが大好きなモノが仕事になる。
まさに、点と点が繋がった瞬間でした。
また、こういう趣味の集まりに参加するメンバーは、職業も様々。
ここのメンバーや、会社勤めしていた時に回った得意先などの人脈があれば、何とかなるだろうという計算もあったそうです。
現在依頼が来ているのは、こういう人脈が縁で戴いた仕事だそうで、いわいさんの予想通りというわけですね。
市場調査
ダンボールアートを始めたいわいさん。
いろいろダンボールで作成できるキットを探したようですが、どれもこれも『取りあえずダンボールで作った』というものばかりで、本当にダンボールの素材や特徴を生かした製品が無かったそうです。
そんな状態ですから、良いモノを作れば売れるんじゃないかという計算ができ、ブログを通じて仕事が来るなど、需要を見込める事が実感できたそうです。
ブログでダンボールアートなどを発信することによって、テレビ局やディズニーから反応があって、「好き」を「仕事」にできるかも、と思い出した。#ブログ塾
— Metal (@Metal_mac) 2015, 4月 11
参考:ディズニー映画「プレーンズ2」の主役キャラをダンボールで作ったよ!!テレビに密着取材もされたよ!! | IWAIMOTORS BLOG
いくら自分が好きでも、世間の需要が無いと独りよがりになってしまいます。
市場調査をして需要がある市場かどうかの見極めも必要ですね。
どんな状況でも一生懸命
私の心に一番残ったいわいさんの言葉が『仕事で手を抜くのは、試合放棄と一緒』というものです。
その会社に不満があるから手を抜く、ということは絶対やらない #ブログ塾
— 五藤隆介 (@goryugo) 2015, 4月 11
100%の力を会社で出しているから、いろいろ提案できるが、仕事に手を抜くのは試合放棄と一緒 #ブログ塾
— machikomaki33 (@machikomaki33) 2015, 4月 11
ウエブサイトの管理と広報が担当だった いわいさん、会社の都合で営業もやらなければならなくなりました。
初めて経験する職種だったにもかかわらず、前述のとおり手を抜く事はせず、一生懸命営業に取り組んだそうです。
畑違いの営業職時代、その時の人脈と経験が独立してから生きる。
どんな状況になっても一生懸命やることが大事だなっと思った。
腐ったら負け #ブログ塾
— Metal (@Metal_mac) 2015, 4月 11
そんな、営業時代に育んだお客さんとから仕事の依頼も来るとか。
多くの人と知り合いになって、自分を売り込むことで欲しい時に声をかけてもらえる存在になる。
いわい流営業の極意 #ブログ塾
— Metal (@Metal_mac) 2015, 4月 11
まとめ
いわいさんが最後に語っていたのは、何にでも興味を持つと言う事。
そして、それがやがて点と点が結びつき、オリジナリティになるのでしょう。
いろんなことに興味を持つのが大切。点と点が繋がる。
スティーブジョブズや!
#ブログ塾 pic.twitter.com/8Dxrre1umM
— Metal (@Metal_mac) 2015, 4月 11
という、当ブログにとってピッタリの落ちになりましたw
こうやって起業コツというのは、共通した項目がいくつも有るのかもしれませんね。
起業する場合、家族の理解も大切、私が最後に会社を辞めるときの奥様の反応は?と質問したところ。
「ちゃんと稼ぐんだよね!」
と念を押されたそうです。(^_^;
経済的なこともそうですが、私はこの家族の理解と協力が何よりも大切だと感じます。
仕事で失敗しても他に稼ぐ方法はいくらでもありますが、家族の理解を得られないと帰る場所が無くなりますからね。
いろんな不安もあったでしょうに、いわいさんの気持ちを大切にして独立を許した奥様も素敵だと思いました。
これからもいわいさんの事を応援したいと思っています。
最後までお付き合いいただきありがとうございました。
同じような想いを持つ方々の参考になれば幸いです。
いわいさん、良きダンボールライフを
いわいさんのブログ:IWAIMOTORS BLOG
ごりゅごさんの記事:[ブログ塾] PVや広告収入がなくてもブログを使って食べていくためのヒント | ごりゅご.com
以下、参加者の記事
Written by Metal(@Metal_mac)
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