Macのバックアップソフトの開発元、アクロニス・ジャパンさんから、自社製品のTrue Imageを送っていただいたので使ってみました。
バックアップのアクロニス
アクロニスは、Windowsの世界では有名らしいのですが、今後はMacのサポートにも力を入れるとの事で、今年6月末に開催したAUGM三重 2015、7月に開催されたAUGM鹿児島2015でプレゼンに参加してました。
オススメな理由
以前、私も記事にしていますが、同じ事はMacの標準搭載されている「ディスクユーティリティ.app」や「TimeMachine」を使ってもできるんですよ。
ただ、この方法は、手間がかかるのでMac初心者の方には少々ハードルが高いかもしれません。
同じような事が、このソフトを使うと、ほぼ2ステップでできてしまうのが凄いんです。
インストール
このアプリケーションをサイトからダウンロード、もしくは、製品版のディスクからインストールします。

Mac のインストール方法は、Windowsのようにインストーラーを使用するものもあるのですが、このようにアプリケーションをドラッグ&ドロップでアプリケーションフォルダへコピーする方が多いのかも。
この場合、左のアイコンをドラッグして、右のアプリケーションフォルダのエイリアス(Windowsでいうショートカットアイコン)へドロップしてください。
※私の経験上、この状態でアプリケーションをダブルクリックして起動し、インストールできたと思っている方が何人かいましたので、あえて書きました。
アプリケーションフォルダへコピーしたアイコンをクリックすると、プロダクトキーを要求されますので、ユーザーズガイドなどに書かれているキーを入力します。
このプロダクトキーが、やたらと長いのでちょっと大変。
製品版をいただいたので、ディスクからコピーしたのですが、プロダクトキーを入力しても認識してくれないトラブル発生。
公式サイトからダウンロードしたら、無事認識してくれてバージョンも同じだったので、Macへのコピー時にたまたま何かの不具合が起きただけかもしれません。
再現性があるかどうか判りませんが、もし同様のトラブルに遭った方がいればダウンロードすれば大丈夫かと思います。
バックアップの作成
ここから先も驚くほど簡単で親切です。

最初の画面でバックアップを作成する画面が出てくるので、あらかじめ用意したバックアップ用HDDなどを選択してポチッとするだけ。

バックアップに要する時間は、Macの性能やHDDの環境によっても違うのでしょうがUSB3.0接続のHDDで333GBをバックアップを取るのに約1時間30分かかりました。
参考までに。
緊急起動ディスク作成
バックアップが終了すると、自動的に緊急ディスク作成画面になります。

あとのダイアログで出てきますが、起動用ディスクは専用のパーティションが必要です。
私は、USBメモリに作成しました。
必要な容量は、約1.5GB。
あらかじめ大容量のUSBメモリ内にパーティションを切って作成すれば、もしもの時にMacのメンテナンスもできて便利です。

スクリーンキャプチャーが撮れなかったのですが、このディスクを使用してMacを起動する(再起動してすぐにOptionキーを長押し)とデフォルトの緊急起動ディスク画面に、「True Imageのバックアップ」を復元する項目が追加されてました。
まとめ
このTrue Image はMac、Windows両対応。
1つのライセンスで3台までMacまたはWindowsをバックアップできるバージョンもあるので、MacとWindowsを併用している方にも最適でしょう。
また、オプションでクラウドへバックアップできたり、Parallels Desktopの領域もバックアップ取れたり(実は開発者が同じ)と他にもお楽しみがあります。
執筆時現在で、私がいただいた 3台のMac、PCで1年間使用できる Unlimitedバージョンが25%オフでした。無償の試用版もあります。
参考:Mac および PC 向けパーソナル バックアップ | Acronis True Image ファミリー
広報の野中さん
参考:そのときどうする? – 家族の写真・動画がつまったパソコンやスマホ、壊れても慌てないために | マイナビニュース
初心者の方ほどバックアップを取らないんですよね。
AUGM鹿児島2015で、アクロニスの野中さんが言ってましたが、『買って1年目に壊れるハードディスクは「5.1パーセント」、ハードディスクの平均耐久年数は「6年」である、ノート型PCの盗難は、「53秒に1台」だそうです。
「5.1パーセント」っていうことは、20台に1台の割合で1年以内にお亡くなりになるわけで、結構な確率です。
私もMacのバックアップはTimeMachineを利用して、2台のHDDへバックアップを取ってますよ。
外付けHDDなどを用意しなければならないので、少々コストはかかりますが、住所録を初め、今まで時間をかけて作り上げてきたデータは、貴重な時間と共にお金には代えられない価値がありますからね。
言い古された言葉ですが、転ばぬ先の杖です。
よきバックアップライフを
Written by Metal(@Metal_mac)