アドラー心理学について書かれたベストセラー「嫌われる勇気」の続編、「幸せになる勇気」を読んでいるメタル(@Metal_mac)です。
わたしは、数年前嫌われる勇気に出会って、生きているのがとても楽になりました。
それ以後のわたしの考え方を大きく変えた著書であり、またその考え方に傾倒しています。
詳しくは、いくつかブログ記事にもしているので参考にしてください。
ところで、今回の話題、信用と信頼。
似たような言葉ですが、一体どう違うのでしょうか?
今回は、アドラー心理学に基づいた考え方をご紹介します。
信用と信頼の英訳は?
もともと、アドラーはオーストリアに生まれ、のちにアメリカ合衆国へ移住します。
なので、それぞれの言葉を英訳してみるとちょっと理解してもらえるかもしれません。
学校で信用をbeliefと教えてもらったかもしれませんが、Google翻訳では、“credit”と英訳されました。
クレジットカードの“credit”ですね。
この訳を見たとき、この本の言わんとするところが理解できたように思います。
一方、信頼はわたしも英語の授業で習った“trust”と英訳されました。
条件付きと無条件で信じることの違い
「幸福になる勇気」の中では、この違いをこのように説明しています。
信用について
「信用」とは相手のことを条件付きで信じることです。-中略- 「あなたを信じているから貸す」のではなく、「あなたの用意した担保の価値を信じるから貸す」という態度です。要するに、「その人」を信じているのではなく、その人の持つ「条件」を信じている。
「幸福になる勇気」180p〜181pから引用
信頼について
他者を信じるに当たっていっさいの条件をつけないことです。-中略- その人の持つ「条件」ではなく、「その人自身」を信じている。物質的な価値ではなく、人間的な価値に注目している、と言ってもいいでしょう。
「幸福になる勇気」181pから引用
このように同じ 信じるという行為に関して明確に分けているのが、アドラー心理学の特徴です。
そして、この本では、人と人が「仕事」として接するのが「信用」の関係、「交友」として接するのが「信頼」の関係だとしていました。
まとめ
職場の飲み会はあまり出たくないけど、趣味で集まる友人との飲み会はとっても美味しい。
こう思ったことはありませんか?
少なくとも、わたしはそうでした。
わたしがサラリーマンを辞めた理由もここにあるのかもしれません。
結局「信頼」できる仲間たちとの「交友」関係を求めてサラリーマンを辞めたのだと気がついたのです。
Written by メタル(@Metal_mac)
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