Amazonプライム会員なので、先日、東京へ行く際、iPadにAmazonプライムビデオ
の映画を無料ダウンロードして新幹線の中で観ていました。
Amazonプライムビデオは、他のネットサービスと違って端末にダウンロードして持って行けるのがいいところ。
ネット環境が無くても観ることができるんです。
んで、ちょっと前に話題になった勉強がダメダメだった女子高生「さやか」が学習塾へ通って、慶応大学へ入学するビリギャルって映画を観てました。
そこの塾の教師 坪田先生(伊藤淳史)がやっていたのが、カウンセリング・コーチングの技術を使って生徒達を導いていたんですよ。
一応心理カウンセラーの端くれなので、解説しようと思います。
Amazonプライムは、3,900円(税込)の年会費で、お急ぎ便やお届け日時指定便を追加料金なしで無制限に使えるほか、さまざまな特典を受けられる会員制プログラムです。
ラポールを築く
ラポールというのはフランス語で「架け橋」という意味で、心理学では信頼関係という意味で使われます。
カウンセラーやコーチは、クライアントとまず信頼関係を築かないと始まらないので、これが一番大切。
坪田先生は、生徒達の興味があるものを知り、その話題で個々の面談を進めます。
そうすると生徒達は、「自分の事を受け入れてくれた」と思って心を開くんですね、ここでラポールが生まれます。
これをこの先生は、徹底的にやります。 けして上から目線では無く、同じ大学を目指して頑張る仲間というスタンスです。
人は、受け入れて貰えると安心して、相手と向き合おうとします。
なので、相手がどんな価値観であれ、まずは相手の気持ちを受け入れることから始めるのです。
できているところに注目する
最初の面談で、さやかの実力を知るために坪田は小テストをやらせます。 その結果は零点。
strongは、「ストーリーがロング」だから「話が長い」と和訳。
「聖徳太子」のことを、太っているから「せいとくたこ」という名前を付けられた可愛そうな女の子だといいます。
坪田「君の発想はハッキリ言って天才級だよね。それに全問不正解だけど解答欄は全て埋めたよね。」
さやか「そりぁ 当たればラッキーだしね」 坪田「そう、その積極的な姿勢が実に素晴らしい」
とけして否定せずに、出来ているところに注目します。
「ダメ出し」ではなく「良い出し」
アレもできていない、ココもできていない、とできていないところばかりに注目すると、相手のモチベーションを下げてやる気を無くさせるんです。
反対に今現在できているところに注目すると、やる気が出て継続できます。
そうやってモチベーションを保ちながら、少しずつでも前進すればやがて大きな成果に結びつきます。
これが、ベイビーステップというやり方で、少しずつでもよいので反復して繰り返すことで「深層心理」に働きかけると習慣化できます。
新しいことを始める際にとっても有効な方法です。
また、このテストによって、さやかの実力「現在位置」がハッキリします。
明確な目標を設定する
坪田は、さやかに受験する大学を決めさせます。
「慶応ボーイってかっこよさそう」というある意味俗っぽい理由なんですが、最初の意図はどうであれ先ず明確な目標を建てることで、ゴールが解るのです。
先ほどの「現在位置(出発点)」と「ゴール(目的地)」が解ることで、カーナビをセットすることが出来るように、目標へ向かって走り始めることが出来るのです。
何かを成し遂げたいと思ったら、この2つを明確化することで、今自分が何をすれば良いのかも明確になって不安が無くなります。
なぜならば、不安とは自分でコントロールできない、何をすればその状況から脱出できるか解らないから、不安なのであって「見える化」できれば、その不安は不安では無くなり、目標になるんじゃないでしょうか?
まとめ
この最初の面談で坪田がさやかに小テストをさせようとすると、さやかがこう言います。
さやか「テストってさやか嫌いだな〜点数が出て終わりでしょ」
坪田「点数が出てからが始まりだよ。できないところがわかったら、できるようにすればいいだけじゃん。」
これが、わたしが習ったNLP(神経言語プログラミング)考え方です。
現状が解ったら改善すれば良い、それだけのこと。
そこに失敗はありません。
失敗から何を学ぶのかがあるだけです。
Written by メタル(@Metal_mac)
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