先日書評を書いた「好き」と「ネット」を接続すると、あなたに「お金」が降ってくるの出版記念セミナーが名古屋で行われたので参加してきた。
セミナーの内容は、当然本の内容を膨らませたものだが、やはり著者から直接話を聞くと心へ響く度合い違う。
音楽でいうと同じ曲を聴くのでも、ネット放送とライブ会場の生演奏ぐらい違ったのだ。
著者の立花さんと会うのは、約1年半ぶり。
相変わらず熱い語りでグイグイ迫ってくる情熱が凄かった。
ぶれない軸
わたしは彼のツナゲル ライフ インテグレーション講座(以下、TLI)に参加して35年間勤めた海上保安庁を辞めた。
というよりも、当時、海上保安庁を辞めて新しい人生を歩きたいと思っていたのだが、その踏ん切りが付かなかったので背中を押してもらいにいったと言った方がいいだろう。
そのTLIに参加したときと、今回のセミナーの内容は同じ。全く軸がぶれていない。
もちろん、登場するエビデンス(根拠)やアプローチの仕方は違うが、本質は全く同じなのだ。
しかし、より一層レベルが高くなっていて、心への刺さり方が鋭くなっている。
あ〜これが本の中に出てきた「好きを得意に変え、研ぎ澄ませる」ことなんだなと腑に落ちた。
視点の高さ
本の中にも登場するが、望む人生を手に入れた先のことまで触れている。
つまり、自己実現を成し遂げた後のことだ。
いろんな成功の法則など、自己実現をテーマに扱った本を読んできたが、その後について書かれた本は初めてお目にかかった。
「マズローの欲求段階説」を例にとって話していたが、自己実現した先は「自己超越」。
自分が成功するだけじゃなく、仲間と一緒にコミュニティーの成功を達成することが幸せに繋がるとしている。
これは、アドラー心理学の「共同体感覚」に繋がるものがあり、とても納得できる内容である。
そして、自己実現を達成する前からそこを目指して行動していくことが真の幸せに繋がるし、世の中を良くすると立花氏は語っていた。
正直、そんな高い視点から自分の行動を見つめたことが無かったので、ハッとした。
そして、どんな記事をブログへ書いていけば良いかが解った気がした。
ブロガーとして生きる

情報発信というと、何か有意義な情報を人々に送り届けるのが目的だと思うかもしれない。
私の場合だったら、長年にわたってAppleやMac、iPhone・iPadの情報や使い方を発信してきた。
もちろん、そういう情報発信も大切だし必要だと思う。
だけど、その先にあるのは「ブランディング」であり、「自分の生き様を商品にする」ことだ。
ただ、それにはいくつも自分が被っている心理的な殻を破らなければならない。
わたし自身、海上保安庁を辞めた後も、海上保安官だったことは1年間ブログに書けなかった。
心理学を学び、徐々に自己受容ができるようになり、自己開示ができるようになってきた。
人と仲良くなろう、人に信用して貰うには、自分から心を開かなければならない。
だから、自分をブランディングしようと思ったら、自己開示は必要だし、自分の生き様を商品にしようと思ったら、いくつもの自分の壁を突き破らなければ自分を商品にはできないのだ。
この玉ねぎの皮むきと呼ばれる作業を繰り返すことで、自分が癒やされ自己を高めることができる。
すぐに嘘をついたり、真実を誤魔化したり、責任逃れをしようとする人と仲良くなりたいと思うだろうか?
自分の生き様を商品にしようと思ったら、自己を高めて誠実に生きるしかない。
セミナーに参加したあと、これがやはりビジネスの王道だと感じながら帰宅の途についた。
そして、何か目標が見えたような気がした。
まとめ

ブログを更新し続けるのが大変なときもある。
わたしも、2005年からブログを書いているが、途中半年以上休んだことが何度かあった。
だけど、何故か辞めずに続けられたし、ブログのおかげで人生が確実に変わった。
ブログを書いていなければ、海上保安庁を辞めることも無かったし、素晴らしいAppleの仲間と出会うことも無かっただろう。
ブロガーとして、最低限の条件は満たしているようだ。
さあ、次は「お金が降ってくる」までやり遂げるだけだ。
Written by メタル(@Metal_mac)
▼福岡4/23(月)、那覇4/25(水)