夢をかなえるゾウという自己啓発本の大ベストセラーがあるんです。
前々から読みたいと思っていたのですが、読もうと思って積ん読の本がいっぱいあるので購入を躊躇していました。
先週、年度末なのもあって部屋の衣替えを兼ねてお部屋のお掃除。
そこで、だいぶ溜まってきたエキスを吸い取り済みの本をブックオフへ換金に行ったのです。
買い取り価格の査定中に本を観ていると、その夢をかなえるゾウの続編『夢をかなえるゾウ2~ガネーシャと貧乏神〜』と『夢をかなえるゾウ3』が並んでいるではないですか。
他にも前から欲しかった自己啓発本があったので、迷ったのですが結局夢をかなえるゾウ2を購入。
今思うとこれもシンクロニシティかもしれません。
なぜなら、今の私に必要な教えが満載だったからです。
笑って泣けるストーリー
簡単にストーリーを説明しますと、芸人で成功を夢見る主人公が、ゾウの姿をした神さまガネーシャと出会い、その仲間である貧乏神や釈迦とともに笑いの神さまを決めるゴッド・オブ・コントの優勝を目指すというもの。
このゾウの姿をした神さまはインドの実在する?神さまのようですが、主人公にいきなり多額の借金を背負わせるとか、その破天荒ブリは凄まじいものがありました。
そして、その万年売れない芸人の主人公が、時には追い込まれたり、酷い目に遭いながら成長していく物語。
という風に説明すると、とっても良いお話しのようですが、メチャクチャいい話です!!!
今まで数多くの自己啓発本などを読んできましたが、これほど腑に落ちて勇気づけられる本も初めて。
設定が「お笑い芸人を目指す」だけに、お笑いの中にホロリとくる人情や何故か美人の貧乏神との恋愛的な要素もあって、グイグイストーリーに引き込まれます。
結局週末の2日間で一気読みしてしまいました。
笑いからシリアスな場面まで、感情が揺さぶられるので読んでいて飽きません。
教えの数々
そのストーリーに散りばめられた教えの数々が素晴らしいです。
何しろみんな神さまなので、当たり前といってしまえば当たり前ですが。(^_^;
1つだけご紹介。
貧乏神の幸子さんが典型的な貧乏神に好かれるタイプを説明する場面から引用します。P95〜P99
- ドリーム貧乏:大きな夢を持っているものの、その夢にとらわれるあまりお客さんのことが全然見えていない人たち。
- ガネーシャ貧乏:目の前にある誘惑例えばタバコや甘いもの一切我慢できない人たち、お金があればすぐに使ってしまうし、仕事でも大変そうなことがあるとすぐに避けてしまう人達のこと
- お駄賃貧乏:子供の頃にお使いに行ってくれたらお駄賃をあげるとか、宿題をしたらお小遣いをあげるとか言われ「お金=嫌な作業するともらえるもの」という考え方を持った人達。
作業する前から金額が決まっているので、「いかに楽にして作業を終わらせるか」ということばかり考える人。
これがアルバイトの時給になり会社の給料になるすると、給料の範囲内でしか仕事をしなくなり、仕事をできるだけ減らそうと考えるので給料が増える事は無い。
いてててて!耳が痛いw
下手したら、全部当てはまるかも。
最後の「お駄賃貧乏」って、親がついつい子供にやってしまいがちですが、こんな価値観を育ててしまう可能性があるとすると恐ろしいですね。
まとめ
こういう物語に例えて気づきを与えるのをコーチングでは「ストーリーテリング」などといいます。
人の体験や人生から学ぶことは、様々な気づきを与えるんですよね。
そういう意味では素晴らしい本でした。
わたしも、いつかこんな気づきを与えられるストーリーを語りたい。
他のシリーズも買ってきて読まなくちゃ。。。
Written by メタル(@Metal_mac)